2018年06月30日

PICKUP NEWS


米政府、主張の根拠示さず 「沖縄ジュゴン訴訟」米国で結審 数カ月内に判決か(2018/630沖縄タイムス)
 【平安名純代・米国特約記者】米サンフランシスコの連邦地裁で28日(日本時間29日)、日米の環境保護団体や住民が名護市辺野古の新基地建設予定地に生息する絶滅危惧種ジュゴンの保護を訴えた「沖縄ジュゴン訴訟」の差し戻し審理が開かれ、即日結審した。原告側は新基地建設計画を巡り、米国防総省が「米国家歴史保存法」(NHPA)第402条に違反していると主張。同省側はNHPAを順守した、より具体的根拠を示さなかった。
 国防総省を相手にした2003年の提訴後、初の実質審理。違法性が認められれば、新基地建設工事差し止めの仮処分判決が出る可能性もある。判決は数カ月以内に出る見込み。
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/275516



社説[「働き方」法成立]疑問も不安も消えない(2018/6/30沖縄タイムス)
 安倍政権が今国会の最重要課題と位置付けた働き方改革関連法が、労働者側の強い反対を押し切って成立した。
 電通の違法残業事件などをきっかけに長時間労働対策からスタートした議論である。にもかかわらず一括法案という形で高収入の一部専門職を労働時間の規制から外す高度プロフェッショナル制度(高プロ)が創設されたことは、改革の名に値しない汚点だ。
 高プロについて、政府は「働いた時間ではなく成果で評価する」と意義を強調した。不適切データ問題で法案から削除された裁量労働制の対象拡大も成果で評価する制度だったが、高プロが適用されると休日や深夜労働、休憩などの規制もすべてなくなる。野党が「スーパー裁量労働制」と批判するのはそのためだ。
 労働者の立場の弱さを考えると、残業代を払わずに長時間働かせることができる仕組みにつながりかねない。「過労死が増える」といった過労死遺族らの懸念に正面から応えようとしなかったのは残念である。
 「働き手のニーズ」の根拠とした政府のヒアリング対象が、わずか12人だったこともお粗末すぎる。うち制度設計前に実施したのは1人だけ。労働者の意見を十分に反映させたとはいえない。
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/275522



「長時間労働、指導できない」 元監督官 違法適用の摘発も「困難」(2018/6/30東京新聞)
 「高度プロフェッショナル制度」に対し、違法な働かせ方を取り締まる労働基準監督官の経験者からは「過労死につながる長時間労働は増えるが、指導はできない」との懸念が上がる。
 「高プロは長時間労働の指導そのものを除外する制度。長時間労働があったとしても、会社側を指導したら、高プロはそういう制度なんだと言われるだけ」
 東京などで十九年間、労働基準監督官を経験した社会保険労務士の原論(さとし)さん(49)は、高プロの監督指導の難しさを指摘。「監督官が実質的に確認するのは、休日取得などの過重労働対策の項目を実施しているかどうか、形式的な部分だけに絞られてしまう」とみる。
 二十八年監督官を務めた社労士の八木直樹さん(57)も「高プロは割増賃金がいらず、いくら働かせてもコストが発生しない。会社側が設定する業務量の規制もなく、ずるずると長時間労働になる」と危惧する。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201806/CK2018063002000148.html



辺野古工事「まだ1%足らず」 前名護市長、抗議の会見(2018/6/30東京新聞)
 沖縄県名護市辺野古(へのこ)沖で八月にも埋め立て土砂投入が始まる米軍新基地建設に抗議し、前名護市長の稲嶺進さん(72)らが二十九日、東京都内で記者会見した。「工事は順調で後戻りできないところまで来たと政府は言うが、事実と違う。全体面積からみればまだ1%足らずだ」と訴えた。
 二月の市長選で敗れたことについて「辺野古の問題が、争点から完全に外された。決して、市民が建設を容認したという結果ではない」と説明。そのうえで「サンゴや藻場の移植もなされずに護岸工事が進んだ。国土面積の0・6%の沖縄に七割の米軍専用施設が閉じ込められているのは不条理で、構造的な差別。負担軽減というのは虚構、妄言だ」と主張した。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201806/CK2018063002000137.html



ユネスコ「潜伏キリシタン」を世界文化遺産登録決定(2018/6/30毎日新聞)
 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会は30日、キリスト教禁制と独自信仰の歴史を伝える「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」(長崎、熊本)を世界文化遺産に登録すると決定した。(共同)
https://mainichi.jp/articles/20180701/k00/00m/040/013000c



米ロ、ヘルシンキで会談へ 両首脳、さらに接近か 来月16日(2018/06/29朝日新聞)
米ロ両政府は28日、トランプ米大統領とプーチン大統領の首脳会談を7月16日、フィンランドのヘルシンキで開くと発表した。トランプ氏は今月の主要7カ国首脳会議(G7サミット)でロシアのサミット復帰を提唱。会談でさらにロシア接近の姿勢を見せるかが注目される。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13561792.html



和平合意、履行は不透明 南スーダン「72時間以内に停戦」(2018/06/29朝日新聞)
アフリカ東部にある南スーダンの内戦を巡り、政府と反政府勢力の間で27日に和平合意が結ばれた。72時間以内に恒久的な停戦に入ることや3年以内の総選挙実施などが柱だ。米国などの圧力が後押しした形だが、過去にも合意が破られたことがあり、本当に守られるかは不透明だ。
 和平合意は、キール大統領と反政府勢力トップのマシャル元副大統領が隣国スーダンで協議した。背景には、周辺国や国際社会からの圧力が強まっていることや石油生産の減少を食い止める狙いがある。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13561790.html



民主主義の限界と可能性 マルクス・ガブリエルさん×國分功一郎さん 哲学者対談(2018/06/29朝日新聞)
まず、民主主義の本質とは何か。ガブリエルさんはその誕生の歴史をひもときながら「人間が人間として存在するために譲れない諸権利(=人権)に対応し、その権利の実現を目指す政治システム」だとして、民主主義に内在する価値として「平等」を重視していることを明らかにした。

 例えば、古代ギリシャの民主主義は「奴隷制」、フランス革命後のナポレオンによる民主主義の試みは「帝国主義」という矛盾を抱えていたがゆえに、失敗した。「みんなのための」民主主義のはずなのに、その最も重要な価値の普遍性を実現できなかったことが共通の原因だと語った。

 「危機」は現代にも通底する。「途上国の人が先進国の人のためにTシャツを作っていて、大勢の人たちが自分たちのために働いているのが(先進国側から)見えない状況」は不平等で、非常に深刻な問題だと指摘した。・・・国民国家の「枠外」に放出された難民や移民も、本来は民主主義の下で自分たちの人権を求めることができる。「彼らはまさに民主主義者。人権を自分たちのものにしたいと言っている」とガブリエルさん。民主主義の価値を重視する立場から、難民・移民の人権に繰り返し言及した。

 民主主義の限界を指摘したうえで、ガブリエルさんが強調したのが「(国民国家を超えた)シチズンシップを与える民主主義の形式」への転換だ。國分さんはこの構想に理解を示した上で、その際に「主権」の概念が問題になるとした。英国のEUからの離脱を決めた国民投票などで国家レベルの政治で主権が奪われているのではないか、と近年声高に語られる。「国民国家という枠を取り払った時に、主権はどういう形で担われることになるのか」と問いかけた。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13561686.html



バリ国際空港が一時閉鎖 インドネシア、アグン山噴火で(2018/06/29琉球新報)
【ジャカルタ共同】インドネシア国家災害対策庁は29日、バリ島東部アグン山(標高3千メートル超)の噴火による火山灰の影響で、バリ国際空港が同日夜までの閉鎖を決めたと明らかにした。大規模な噴火は起きておらず、延長するかどうか同日午後に判断する。
https://ryukyushimpo.jp/kyodo/entry-748579.html



ハーラン・エリソン氏死去 米SF界の巨匠(2018/06/29琉球新報)
ハーラン・エリソン氏(米SF界の巨匠)27日、米西部ロサンゼルスの自宅で死去、84歳。死因などは不明。ロサンゼルス・タイムズ紙などが29日までに伝えた。34年、オハイオ州生まれ。「スター・トレック」(当時の邦題は「宇宙大作戦」)や「アウターリミッツ」「ヒッチコック劇場」など人気SFドラマの脚本などを手掛け、全米脚本家組合賞を4回受賞。小説家としても多数のSF作品を発表し、ネビュラ賞、ヒューゴー賞などを受賞。米国を代表するSF作家の一人として知られ、日本にもファンが多い。(サンフランシスコ共同)
https://ryukyushimpo.jp/kyodo/entry-749315.html


posted by オダック at 20:08| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月29日

PICKUP NEWS


米でジュゴン訴訟、実質審理(2018/06/29京都新聞)
辺野古移設で連邦地裁/【サンフランシスコ共同】米サンフランシスコの連邦地裁で28日、日米の環境保護団体が絶滅危惧種ジュゴン保護のため、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設工事中止を求めた訴訟の差し戻し審の公開審理が開かれた。原告側によると、米国防総省を相手取った2003年の提訴後、初めての実質審理。数カ月以内に判決が出る可能性もあるという。
http://www.kyoto-np.co.jp/international/article/20180629000094



タイの洞窟で少年ら13人不明(2018/06/29京都新聞)
23日から、雨水浸水で捜索難航/【チェンライ共同】タイ北部チェンライ郊外の洞窟で、地元サッカーチームの少年ら13人が23日から行方不明になっている。軍や警察が夜を徹した大がかりな捜索を連日続けているが、雨水の浸水で作業は難航。無事の生還を祈る家族らの顔にも焦燥の色が浮かぶ。関係者などによると、行方不明になっているのは、11〜16歳の12人と、チームの男性コーチ(25)。23日の練習後、国立公園内にある長さ数キロのタムルアン洞窟に入ったようだ。少年らは洞窟内の地理に詳しいといい、安全な場所で救助を待っているとされるが、水も食料もなく生命の危険が高まっている。
http://www.kyoto-np.co.jp/international/article/20180628000141



ごり押し「働き方」法案 額に汗して働けない(2018/06/29京都新聞)
「働き方」関連法案が成立する見通しだ。働く人の健康を守り待遇格差を是正する。そこに疑問と不安が残ったままでは、とても額に汗して働けない。・・・政府の説明をうのみにできないのは日本では裁量のない働き方が大半だからだ。欧米では猛烈に働く専門職はいる。能力が評価されれば高年収を得られるし、労働条件が合わなければ転職する。働く側の立場は弱くはない。高プロは年収千七十五万円以上の人が対象だ。だが、収入が高いからといって自分で業務量を調整できるか、はなはだ疑問だ。・・・首相は、高プロを批判する過労死の遺族との面会を拒み続けている。一方で、国会では数の力で法案成立を強行する。政策の責任者として不誠実ではないか。とても働く人の理解を得られる法案とは言えまい。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2018062902000173.html



名誉と志 共にあらんことを 映画「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」あす公開 (2018/06/29東京新聞)
スター・ウォーズ(SW)シリーズの人気キャラクター、ハン・ソロの過去を描いた「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」が29日、公開される。メガホンを取ったのは、同シリーズの生みの親ジョージ・ルーカス監督の親友というロン・ハワード監督(64)。「大好きなSWに自分の経験や感性を応用できるのはワクワクする体験だった」と語った。(猪飼なつみ)
 ハワード監督は、ルーカス監督の「アメリカン・グラフィティ」(1973年)に俳優として出演。当時ルーカス監督がSWのアイデアを語るのを聞いていた。それ以来の仲で「うそみたいな関係だよね。当時の僕たちを知る人にとって(今回のことは)想像できないことだと思うよ」と笑う。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/entertainment/news/CK2018062802000197.html



<金口木舌>「またか。いい加減にしてくれ」・・・(2018/6/29琉球新報)
 「またか。いい加減にしてくれ」という憤りと、諦めさえ感じる。自民党の二階俊博幹事長が「子どもを産まない方が幸せじゃないかと勝手なことを考える人がいる」と発言した

▼「皆が幸せになるため、子どもをたくさん産み、国も発展していこう」とも。出産や育児、結婚というプライベートな問題に、「勝手な」持論を押し付ける政治家の発言は枚挙にいとまがない
▼5月には加藤寛治衆院議員が新婚夫婦に3人以上の出産を呼び掛け、若い女性に「結婚しなければ子どもが生まれないわけですから、人さまの子どもの税金で老人ホームに行くことになる」と述べた。大きなお世話というものだ
▼戦前の「産めよ増やせよ」を想像させる「国のため」にという言葉。根底にあるのは性差別と全体主義だろう。こんな発想の議員らの下で女性活躍や少子化対策、教育、福祉の政策がこの国で進められている
▼海を越えたニュージーランドでは、同国3人目の女性首相アーダーン氏が第1子を出産。「小さな子どもたちがどのような家庭を築き、どんなキャリアを積んでいくか、希望に基づいて選択できる未来になることを期待する」と述べた
▼主夫となるパートナーの横で長女を抱き、笑顔を見せるリーダーの姿は美しい。日本との違いにため息をつきながら、女性や子どもたちが一つの生き方を強要されない社会の幸せを考える。
https://ryukyushimpo.jp/column/entry-748319.html



「K4」護岸、押し固め作業続く 市民らカヌー10艇、船2隻で抗議(2018/6/29琉球新報)
 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、沖縄防衛局は29日午前、米軍キャンプ・シュワブ沿岸の「K4」護岸先端に砕石を投下し、押し固める作業を繰り返した。
市民はカヌー10艇、船2隻を海上に展開。「作業をやめろ」と抗議した。
護岸の上をトラックが行き交い、砕石を次々と運んでくる。海上に投下されると、砂煙が上がった。
 抗議船「平和丸」はオイルフェンスに横着けし、船上から「基地を造るな」「美ら海を壊すな」と声を上げた。【琉球新報電子版】
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-748850.html


posted by オダック at 20:07| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月28日

PICKUP NEWS


<社説>首相の誤答弁 墜落事故を軽く見ている(2018/6/28琉球新報)
 米空軍嘉手納基地所属のF15戦闘機が今月11日に沖縄本島南方の海上に墜落した事故に関し、安倍晋三首相は25日の参院予算委員会で「(飛行)中止についてわれわれが申し入れを行い、2日間ではあるが(米軍が)中止し点検したと承知している」と答えた。
 しかし今回の事故を受け、政府が米軍側にF15戦闘機の飛行中止を公式に求めた形跡はなく、首相の答弁は明らかに誤りだ。
 やってもいない飛行中止要請を「申し入れた」と言ってのけるのは、首相自身が墜落事故を軽く見ている証左と言えよう。少なくとも、事の重大性を理解していれば、事故後の対応について、防衛省や外務省に逐一報告を求めたはずだ。飛行停止を申し入れていないことは、官僚の用意した答弁資料を見るまでもなく頭に入っていただろう。・・・
 米軍機の事故は一歩間違えば大惨事に直結する。本来なら首相自身が米国政府に直談判してでも、飛行再開を阻むべき事案だ。
 今回のケースでは、事故原因が明らかにされない中、2日後の13日に飛行が再開され、日本政府は米軍に異議を唱えることもなく、唯々諾々として追認している。政府の姿勢からは、何としても国民の生命を守ろうという意志がうかがえない。
https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-747610.html



<金口木舌>サッカーW杯ロシア大会で日本代・・・(2018/6/28琉球新報)
 サッカーW杯ロシア大会で日本代表の健闘が世界で話題になっている。さらに試合後の日本サポーターによるごみ拾いもまた世界中で称賛された
▼「ごみ袋をちょうだい」。大方の予想を覆し日本が勝利したコロンビア戦の試合後、ごみ拾いする日本サポーターに、負けたコロンビアサポーターが声を掛けた。セネガルサポーターも共にごみを拾った
▼日本の精神は世界に波及するが、こちらの広がりはどうだろう。カナダでの先進7カ国(G7)首脳会議が、海洋のプラスチックごみ削減の数値目標を定めた憲章をまとめたが、日本と米国は署名しなかった
▼世界で使い捨てプラスチックの使用を禁止する地域が出ている。欧州連合(EU)が使い捨てのプラスチック製品の使用規制を決めた。ファストフードなどで使われるストローや皿などを使うことを禁止する方針だ
▼海洋ごみの汚染は深刻だ。沖縄の海岸にはよくペットボトルが漂着する。餓死したクジラからプラスチックごみが8キロ見つかった。微小なプラスチックを食べるサンゴへの影響も懸念されている・・・
https://ryukyushimpo.jp/column/entry-747609.html



社説[辺野古 民家も制限超え]新基地の欠陥ここにも(2018/6/28沖縄タイムス)
 名護市辺野古の新基地建設に伴い設定される米国基準の建造物の「高さ制限」について、「オール沖縄会議」は辺野古、豊原両区で制限を超える住宅が67戸に上ると発表した。店舗7戸、マンション4棟も制限を超えた。民間の建造物の制限超えの実態が明らかになるのは初めてである。・・・
 政府は米軍機の離着陸は基本的に海上を飛行ルートとすることで日米合意していると説明する。しかし実際は「気象条件や管制官の指示、運用上の所要などで場周経路から外れることがある」というのが共通認識である。・・・
 新基地は「高さ制限」だけを取ってみても、米国の基準に反する「欠陥」基地である。沖縄の「負担軽減」とはまやかしである。
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/274263



強制不妊で男女3人が提訴 家族が初の原告に、中絶も理由(2018/6/28東京新聞)
 旧優生保護法(1948〜96年)下で不妊手術をされたのは自己決定権などを保障する憲法に違反し、その後の救済措置を怠ったとして、北海道の夫婦と熊本県の男性が28日、国に損害賠償を求める訴訟を札幌、熊本各地裁に起こした。夫婦は中絶も理由にしており、旧法を巡る訴訟では全国初で、当事者の家族が原告になるのも初めて。熊本の男性は西日本では初提訴。
 1月に仙台、5月に札幌、仙台、東京の各地裁に起こされた訴訟を含め、原告は計7人に拡大した。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018062801001019.html



新宿区 デモ規制強化 「騒音」理由 出発公園4→1に(2018/6/28東京新聞)
 騒音などへの苦情を理由に、東京都新宿区が、区立公園の使用基準を見直し、デモの出発地にできる区立公園を現在の四カ所から一カ所に減らすことを決めた。区は「要望に迅速に対応した」と説明するが、開かれた議論のないまま区長と職員だけで決定したことに、反発が広がっている。(増井のぞみ)
 これにより、デモに使える区立公園は現在の柏木、花園西、新宿中央、西戸山公園の四カ所から新宿中央公園一カ所となる。
◆表現の自由揺るがす
 山田健太・専修大学教授(言論法)の話 デモのための公園使用が、場合によっては周辺の住民にとって迷惑であることは予想されたとしてもデモ規制を行ってよい理由にはならない。すべてのデモは、何らかの市民生活に支障を及ぼす可能性があり、それだけが理由で不許可になるなら、すべてのデモが規制の対象になってしまう。憲法で保障された表現の自由を根本から揺るがすものであって許されない。
◆「ヘイトとは違う」「ビルの上に響く」
 新宿区の区立公園使用基準の見直しで八月からデモの出発地として使えなくなる柏木公園で二十七日、改憲反対などを訴えるデモがあり、参加者からは「デモは表現の自由だ」「公園を使わせてほしい」との声が上がった。
 柏木公園は、JR新宿駅西口に近く、あまり歩かなくても多くの人に訴えをアピールできるため、高齢者も参加しやすく、利便性が高いという。「自己満足ではなく、声を聞いてもらうためにやっている。公園が使えないのは、デモの死活問題だ」と語気を強めた。・・・
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201806/CK2018062802000119.html



命の起源へ「果敢に挑戦」 はやぶさ2「りゅうぐう」到着
(2018/6/28東京新聞)
 目的地の小惑星に到着した探査機「はやぶさ2」のチームが二十七日、相模原市中央区の宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所で会見を開いた。メンバーは「まずはひと安心。これからが本番だ」と気を引き締めた。(三輪喜人)
 世界で初めて小惑星の表面から微粒子を持ち帰った探査機はやぶさの後継機。約三年半かけて、約三十二億キロの長い旅をしてきた。
 二十七日午前、エンジンを噴射して軌道を微調整。管制室で約四十人のメンバーが見守る中、目的地の小惑星「りゅうぐう」の上空二十キロの地点に到着した。
 今後、りゅうぐうの表面を調べて、着陸する地点を決め、今秋から来春ごろまでに三回着陸する。岩石を採取して、二〇二〇年末、地球に到着する計画だ。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201806/CK2018062802000121.html



<北欧に見る「働く」とは>(4) 就労を後押しするお金(2018/6/28東京新聞)
 人は収入があっても働くか。
 フィンランド政府が実施しているベーシックインカム(BI)という現金給付は、それを探る社会実験だ。
 BIは就労の有無や収入などに関係なく国民全員に定期的に生活に最低限必要なお金を配る制度である。いわば国による最低所得保障だ。古くからこの考え方はあるが、フィンランドで行われている実験は対象者も金額も絞っている。限定的なBIである。
 昨年一月から二年間、長く失業している現役世代二千人を選び、失業給付の代わりに無条件で月五百六十ユーロ(約七万三千円)を支給している。
 BIを受ける人に聞いてみた。
 新聞社を解雇されてフリージャーナリストとして働くトゥオマス・ムラヤさんは収入が安定しない。「生活保護を受けていた時は、恥ずかしいという気持ちがあったが、BIは自分からお願いしなくても支給を受ける権利としてもらえるものだ。ストレスがなくなった」と好評価だ。
 働き始めると給付をカットされる失業給付と違い、働いて収入があってもBIは受け取れる。「講演などして少し報酬をもらう仕事も安心してできる」と話す。
 二年間失業中だったITエンジニアのミカ・ルースネンさんはやっと再就職が決まった直後に実験対象者に選ばれ喜んだ。
 「新たな仕事の給与はそんなに高くない。給付は家のローンに充てている。失業中に再就職に向け勉強してきたボーナスのようだ」
 生活保護だと毎月、求職活動や収入などの報告書を出さねばならず「煩雑な作業で抵抗感があった。政府から監視され信用されていないようにも感じた。そこから解放された」と話す。
 ムラヤさんが実験参加者数人に取材したところ就活に前向きだという。
 BIが失業者の働く意欲を高めるか、逆に失わせるか調べる。裏を返せば、今の社会保障制度が社会変化に対応できていないことの表れだ。 (鈴木 穣)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2018062802000194.html



筆洗(2018/6/28東京新聞)
 交番を襲う。・・・▼警官を刺殺し、拳銃を奪う。小学校で警備員に発砲し殺害する。現時点での情報に限れば、警官や警備員に恨みがあったわけでもなさそうだ。おそらく面識もない。だとすれば、この凶悪事件の目的が分からない。二十六日の富山市内での事件である。いったい、この二十一歳の元自衛官は拳銃を奪い、最終的に何がしたかったのか▼その日はアルバイトをしていたという。その日常から、時を置かずしてナイフとおのを手にまがまがしい世界へと向かっていく。目的もその男の心も見えぬ分、この事件に震える▼どうなってもかまわぬ、そんな心で引き起こされた事件が続いている気がしてならぬ。先日も東海道新幹線車内で見知らぬ乗客をナイフで殺害する事件があった。容疑者は二十二歳だった▼決めつけるわけにはいかぬが、仕事や人間関係でうまく折り合えず、自暴自棄になった若い心が凶器を握らせてしまう部分がないか。失うものなど何もないと道を踏み外し、無関係な人の命を奪う▼甘ったれるなと思う一方、この手の事件の正体を見破らぬ限り、拳銃管理を厳重にしただけでは再発防止にはなるまい。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2018062802000123.html



(社説)党首討論 「歴史的使命」立て直せ(2018/6/28朝日新聞)
 安倍首相は相変わらず質問に正面から答えない。そうした首相の対応を見切ってか、野党党首も自らの主張の披露に力点を置く。これではとてもかみ合った議論になるはずがない。
 今国会で2度目となる党首討論がきのう開かれた。1カ月前の前回は、首相が質問と関係ない話を延々と続けたり、論点をすり替えたりして、議論の体をなさなかった。
 共産党の志位和夫委員長は、加計学園が首相の名をたびたび使って、愛媛県や今治市から巨額の補助金を「かすめとった」ことにならないかと追及した。首相は「県・市が主体的に判断することで、私はあずかり知らない」と評価を避け続けた。
 森友問題では、無所属の会の岡田克也代表の質問に対し、過去の国会答弁の内容を長々と説明し、時間を空費した。
 党首討論は英国議会をモデルに、国会論戦の活性化を狙って00年に正式に導入された。与野党のトップ同士が大局的な見地から議論を深める意義は、決して失われてはいない。民主党政権下での野田首相と野党自民党の谷垣禎一総裁との討論が、社会保障と税の一体改革につながった例もある。
 「歴史的な使命」を終わらせるのではなく、与野党がともに、本来あるべき姿を実現するための方策に知恵を絞るのが筋だ。何より大事なのは、議論を通じて政治の質を高めようという意思である。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13559937.html?iref=comtop_shasetsu_02



(声)火鉢の文字は母の人生の証し(2018/6/28朝日新聞)無職 小野カツ子(三重県 73)
 亡き母は1905(明治38)年生まれ、学はなく字も読めなかった。「貧乏人の子だくさん。家事と子守は長女の自分の役目、学校なんぞ夢のまた夢。幼子を背に大人並みに働いたものよ」
 母の口から無学を恥じる言葉を聞いたことはないが、「読み書きのできない自分に学校の門はくぐりづらい」と授業参観に来てくれたことはなく、寂しい思いをしたものだ。
 その母が選挙となると、投票を棄権したことがないのが不思議だった。母の尊厳を傷つけるようで、あえて理由は聞かなかった。投票日近くになると候補者名を火鉢の灰に書いて覚え込んでいた。文字はカタカナ。火箸を握る母の真剣な表情が忘れられない。
 なぜ投票に固執したのか。思うに、投票という権利の履行は自分が無学なことへの、せめてもの抵抗だったのかもしれない。人生を真っ当に歩んできた証しを手ずから書いた文字に託したかったのかもしれない。

 姉さんかぶりをとり髪を整え、もんぺから一張羅の服に着替え投票所に向かった母。明治女の気骨と威厳を感じ、母の偉大さを誇らしく思ったものだった。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13559942.html?ref=pcviewpage


posted by オダック at 20:34| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする