2018年06月09日

PICKUP NEWS


是枝監督、文科相の祝意を辞退 「公権力とは距離保つ」(2018/06/09朝日新聞)
「万引き家族」でカンヌ国際映画祭の最高賞(パルムドール)を受賞した是枝裕和監督(56)が7日、林芳正文部科学相が対面して祝意を伝えたい意向を国会で示したことに対し、「公権力とは距離を保つ」として祝意を辞退する考えを自身のサイトで明らかにした。・・・一方、是枝監督は同日付で「『祝意』に関して」とする文章をサイトに掲載。受賞を顕彰したいとする団体や自治体からの申し出を全て断っていると明記し、「映画がかつて、『国益』や『国策』と一体化し、大きな不幸を招いた過去の反省に立つならば、大げさなようですがこのような『平時』においても公権力(それが保守でもリベラルでも)とは潔く距離を保つというのが正しい振る舞いなのではないかと考えています」とした。
https://www.asahi.com/articles/ASL68677QL68UCVL025.html?iref=com_rnavi_srank



(社説)日米首脳会談 米国頼みを脱する時だ(2018/06/09朝日新聞)
安倍首相はまたも、日米は「完全に一致」「常にともにある」と繰り返したが、米国頼みの外交を続けていては、時代の流れに取り残されかねない。・・・この間の首相の対米追従ぶりは際だっていた。「対話のための対話は意味がない」と北朝鮮への「最大限の圧力」を主導していたのに、米朝首脳会談の開催が決まると「大統領の勇気を称賛したい」と一変した。

 驚いたのは、トランプ氏が会談中止を発表した際、世界で一国だけ「支持する」と表明したことだ。首相の本音はそこにあったのだろう。ところが、会談が復活すると「会談の実現を強く期待している」。無節操と言うほかない。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13532736.html



(書評)『知ってるつもり 無知の科学』 スティーブン・スローマン、フィリップ・ファーンバック〈著〉(2018/06/09朝日新聞)
世界は複雑であり、私たちが世界を認知するのは行動するためだ。要は、うまく行動できればよいのであり、脳は、そうさせる装置として進化してきた。著者らは認知科学者で、人は世界をどう知り、どう知ったと思っているのか、多くの研究結果に基づいて説明してくれる。ある事柄について情報があり過ぎると、人々は聞きたがらず、必ずしも最適な判断には至らない。「専門家たちが解明した」と聞かされると、それだけで自分自身もわかったような気になる。・・・なぜこんな錯覚が起こるのかと言えば、世界に対する知識は、コミュニティーの各所に分散しており、みながそれを共有しているからなのだ。誰もが、どこかに専門家がいて、きちんと理解していることを知っている。そしてみな協力して分業・協業しているからこそ、社会はうまくいっているのだ。そして、みんな「自分が知ってるつもり」になっている。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13532747.html



(書評)『マヤ探検記 人類史を書きかえた偉大なる冒険』(上・下) ウィリアム・カールセン〈著〉(2018/06/09朝日新聞)
おいでよユカタンの森。180年前の先駆者を追体験するマヤ探検すごろくだ。どんな目が出るかな?

◆コパン◆にょきっ。初日にいきなり4メートルの石像がハロー。幸先いいね。→密林の奥へ進む。

◇マラリア◇いてて。猛烈な頭痛。ラバにはハエの大群が襲来。→2週間休み。

◆ウシュマル◆どどーん。「尼僧院」に「魔法使いのピラミッド」。ぎっしり彫刻の遺跡が多すぎて細密画家のデッサンが追いつかないよ。→6週間逗留(とうりゅう)。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13532748.html



ガザ抗議デモに1万人 軍銃撃、少年ら4人死亡(2018/06/09東京新聞)
【エルサレム共同】パレスチナ自治区ガザのイスラエルとの境界付近で8日、イスラエルや米国に抗議するデモがあり、ガザの保健当局によるとイスラエル軍の銃撃で15歳の少年ら4人が死亡、600人以上が負傷した。イスラエル軍報道官によると、デモには約1万人のパレスチナ人が参加した。
 トランプ米政権が5月、在イスラエル米大使館をテルアビブからエルサレムに移転したこともパレスチナの反発を招き、3月末から続く抗議デモの死者は約120人、負傷者は1万数千人に達している。イスラエル軍の「過剰な武力行使」への非難が国際社会でさらに強まりそうだ。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018060801002909.html



イタリア新政権 問題提起と受け止めよ(2018/06/09東京新聞)
 イタリア新政権がポピュリズムを鮮明にしている。行き過ぎは禁物だが、耳を傾けるべき主張もある。自国第一主義を強める米国から欧州が自立するためにも、協調と結束の道を探りたい。コンテ新首相は議会演説で、国民の求めに応じるのがポピュリズム(大衆迎合)なら、「われわれはそうだ」と述べた。三月の総選挙で過半数を獲得した勢力はなく、新政権は第一党となった新興政党「五つ星運動」と極右政党「同盟」による連立だ。五つ星運動はコメディアンが設立し、草の根運動的な活動を繰り広げてきた。同盟は北部の税金が貧しい南部で使われているとの不満から結成された。両党の支持基盤は異なるが、結び付けたのは欧州連合(EU)への懐疑的な姿勢だ。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2018060902000146.html



秋葉原事件10年 誰も追い詰めぬ社会を(2018/06/09東京新聞)
「車でつっこんで、車が使えなくなったらナイフを使います みんなさようなら 時間です」十年前の六月八日。二十五歳だった加藤智大死刑囚はインターネットの掲示板にそう書き込み、歩行者天国で十七人を殺傷した。残虐な行動は、もとより厳しく断罪されねばならない。犯罪史に残る事件がなぜ発生したのか。十年後の私たちにもくみ取るべき教訓はないか。事件の背景に浮かんだのは、ありのままの自分を認め、受け止めてくれる居場所が見つからなかったことへのいら立ちだった。家庭は母親に支配されていた。

子どもの幸せのためとして、自尊心を傷つけてまで名門高校、有名大学、一流企業へなどと、親の願望を強いることを「教育虐待」とも今は呼ぶ。その犠牲になった。意思疎通を欠いた環境で育った影響だろうか、怒りを言葉ではなく行動で示すようになった。仕事を転々としたのもそのためだった。裏返せば、自分を認めてほしいという欲求だったに違いない。・・・現代の競争社会で孤立し、生きづらさを抱える人々にも、同じような苦悩があるのではないか。無差別殺人はなお後を絶たない。家庭や学校、職場、地域、ネットといった空間を問わず、常に評価のまなざしにさらされ、時に大きな格差を意識させられる。成績や学歴、職業、地位、収入…。自分は不要とされないか。不安感や閉塞(へいそく)感は強まっている。誰も追い詰められない社会へ、築き直さねばならない時期なのかもしれない。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2018060902000147.html



<社説>自民参院選制度改革 党利党略のご都合主義(2018/6/9琉球新報)
自民党は参院選の「1票の格差」是正に向けた公選法改正案を了承した。合区を継続しつつ、比例代表を合わせて定数を6増する内容だ。

狙いは「鳥取・島根」「徳島・高知」の合区対象県で選挙区に擁立できなかった県の自民党候補を特定枠に登載し、救済を図る。党利党略のご都合主義である。

 自民党は人口が少ない地域で強固な地盤を持つ。1票の格差拡大で合区対象県が増えれば議席が減るとの危機感が強い。このため、人口を絶対的な基準とせず、改選ごとに各都道府県から1人以上選出できるようにする憲法47条と92条の改正条文案を3月にまとめていた。
 それを来年夏の参院選までに改憲が「間に合わない」という理由で、合区を維持して定数増で対応するというのであれば、党方針と矛盾する。
 党内から異論もある。小泉進次郎筆頭副幹事長は「国民にどう映るか心配だ。なめてはいけない」と懸念を示した。船田元・憲法改正推進本部長代行は「お手盛りの印象が拭いきれない」と指摘している。
 改正公選法の付則に掲げた「抜本的見直し」とも程遠い。議員の身分に関わるだけに、徹底的に論議すべきである。
https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-735067.html


(声)「なぜなぜ分析」で改ざん解明を (2018/6/9朝日新聞)パート 小原進(東京都 65)

 森友学園との国有地取引に関する決裁文書の改ざん問題で、財務省は調査結果を公表しました。しかし改ざんの原因は、佐川宣寿(のぶひさ)・前理財局長の国会答弁に合わせるためという点で止められており、なぜあのような答弁が行われたか、という点に踏み込まれていません。これでは、徹底した調査が行われたとは到底言えません。

 民間の会社では、問題が起きた時に「なぜなぜ分析」という手法を用いることがあります。直接の原因を一つずつさかのぼり、根本原因を明らかにする方法です。例えばこんなふうに。

 決裁文書が改ざんされたのはなぜ→局長が判断したから。局長が判断したのはなぜ→自身や首相の答弁に合わせるため。文書を答弁に合わせなければならないのはなぜ→答弁とは異なる事実が明らかになっては困るから。事実が明らかになると困るのはなぜ→首相が知人を優遇した政治を行ったことになってしまうから。

 この問題の対策は、一言で言えば「透明性の高い監視の仕組みを作ること」です。お友達に便宜を図ることは我々の日常でもよくありますが、行政で行われると不公平を強く感じます。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13532740.html?ref=pcviewpage



 (声)セクハラ上司に私がとった策は(2018/6/9朝日新聞)パート 黒川公代(東京都 83)
 もう数十年前のこと。就職した大企業には、すれ違いざまに肩や尻を触る上司がいた。仲間うちでも、彼と出くわす不快さがうわさになった。時を経て、中規模企業に再就職。この現場はもっとひどかった。その度に私は相手を平手打ちしたり、コップの水をかけたり。そんな状況を母は心配していた。

 そして何年か後、また別の企業へ。そこでの上司は、中年となった私の容姿についてあからさまに笑った。帰宅途中、こみ上げる怒りを抑えられなくなった私は職場にとって返し、上司の前に歩み寄った。

 「先ほど私に言った言葉、覚えていますよね」。念押しの上、上司の腕を取り、外に引っ張り出して往復ビンタをくらわせた。眼鏡が吹っ飛び、彼はよろめいた。後ろで経理部の女性が拍手した。皆悩んでいたのだ。それは社長の耳にも届いた。

 その後、別の企業に再就職した時、全社員へのあいさつで「平手打ちを3回やっていますので、どうぞよろしく」。この言葉のおかげか、職場は快適であった。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13532742.html?ref=pcviewpage


posted by オダック at 18:28| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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