2018年09月14日

PICKUP NEWS


筆洗/名せりふに富んだセルバンテスの(2018/09/14東京新聞)
名せりふに富んだセルバンテスの『ドン・キホーテ』に従者のサンチョ・パンサが持ち出すことわざがある。<付き合う相手でお前が分かる…誰の子かにあらず、誰と同じ釜の飯を食っているか、それが問題だ>(新潮社、荻内勝之(おぎうちかつゆき)訳)▼友とは人を映す鏡である。そんな教えだろう。・・・「友人として全ての係争中の問題を解決しよう」。ロシアのプーチン大統領が、安倍首相に向けて言った。前提条件なしで、平和条約を年内に結びたいのだそうだ。北方四島の帰属問題の解決が先だという姿勢の日本には、到底受け入れられない提案だろう▼互いに、親しさをアピールしてきた。なのに片方が「今思い付いた」と唐突な難題を口にする。「冗談ではない」そうだが、どちらのせりふか▼サンチョのことわざを思えば、難題をぶつけられた方にも、疑問が向かうだろう。いったい誰とどんな付き合いをしてきたのかと▼一方で、対日赤字の削減を目指す米国のトランプ大統領は安倍首相との良好な関係の終わりを米紙に示唆したという報道が最近あった。首脳の友情とは、揺れる国の関係を映す鏡でもあるだろう。 
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2018091402000154.html?ref=rank



沖縄県知事選 地位協定を見直さねば(2018/09/14東京新聞)
十三日告示の沖縄県知事選の論点の一つは、日米地位協定の見直しだ。争点ではない。有力立候補者がそろって公約に掲げる。米軍輸送機オスプレイの本土配備も間近。広く問題を共有したい。米軍ヘリが大学構内に墜落しても警察、消防は立ち入り禁止。小学校校庭に窓を落下させても、翌月には同じ上空をヘリが飛ぶ−。
 故翁長雄志沖縄県知事は、こんな地元の状況を「憲法の上に日米地位協定がある」と指弾し、改定を強く主張してきた。・・・ 沖縄県の調査結果を重視した全国知事会は七月、協定の抜本的見直しを求める提言を決議し、日米両政府に申し入れた。東京都の米軍横田基地では十月、沖縄などで不時着や墜落が相次ぐオスプレイの正式配備が始まり、本土上でも広く訓練が行われる見通しだ。協定見直しはもはや沖縄の問題ではない。選挙結果にかかわらず国民全体で取り組むべきである。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2018091402000156.html



<社説>五輪ボランティア 無理強いは許されない(2018/09/14琉球新報)
東京大会の募集人員は、競技会場や選手村で活動する「大会ボランティア」が8万人、同時に東京都が募集して空港や主要駅などで外国から来た人の案内などを担当する「都市ボランティア」が3万人となる。そのほかにも千葉や茨城など競技会場を持つ近県もボランティアを募集している。ボランティアの争奪戦が起こりかねない。ボランティアは、その活躍が目立ったロンドン大会(12年)でも約7万8千人、リオデジャネイロ大会(16年)は約5万人だった。東京大会がいかにボランティア頼みなのかが分かる。・・・鈴木俊一五輪相は経団連などにボランティアへの参加促進を要請した。政府はボランティア休暇制度の整備を想定しているようだ。休暇制度の名の下に、企業が個人の自主性を無視する形で労働力を提供する仕組みがつくられるのなら、ボランティア本来の趣旨から大きく外れる。
 そもそも東京五輪に向けては、場当たり的な対応が目立つ。サマータイム導入の議論は最たるものだ。組織委の森喜朗会長から暑さ対策の切り札として導入の要望を受け、安倍晋三首相が自民党に検討を指示した。競技の開始時刻を早めれば済む話を国民生活全体に影響を及ぼす策に持っていこうとする愚には首をかしげる。
https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-802547.html



プーチン氏発言、政府静観 領土交渉「失敗でした、とは言えない」(2018/09/14朝日新聞)
プーチン発言を「後退」や「ちゃぶ台返し」ととらえて反論や批判を行えば、首相との首脳同士の信頼関係が決定的に崩れかねず、首相が「実績」としてアピールしてきた北方領土交渉の行き詰まりを自ら認めることにもなりかねないとの判断があるようだ。日本政府関係者は「(領土交渉につなげる共同経済活動で合意した2016年の)長門での会談は失敗でした、とは言えない」と明かす。・・・風呂敷を広げておきながら、何も言わない。すぐに反論すべきだった」と語る。

 野党はさらに辛辣(しんらつ)だ。共産党の志位和夫委員長は13日の会見で「反論も異論も言わないのは、外交的大失態だ」と指摘。国民民主党の玉木雄一郎代表は同日、記者団に「一体これまでの22回にわたる直接対話や交渉は何だったのかと疑わざるを得ない」と述べた。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13677810.html



「世界的な指導者」アナン氏悼む ガーナで国葬(2018/09/14朝日新聞)
8月に80歳で亡くなったコフィ・アナン元国連事務総長の国葬が13日、母国のガーナで行われた。グテーレス国連事務総長や周辺国の首脳が参列し、「我々の世代で最も輝かしい人物の一人」(ガーナのアクフォアド大統領)を悼んだ。

・・・連職員だったアナン氏は、サハラ砂漠以南のアフリカ地域から初めて国連事務総長に選出され、1997年から2006年まで務めた。01年には人権問題やエイズ対策への取り組みを評価され、国連とともにノーベル平和賞を受賞した。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13677788.html



(社説)沖縄知事選 「辺野古」を論じよ(2018/09/14朝日新聞)
 玉城氏は辺野古に新基地を造ることに反対を明言した。一方の佐喜真氏は賛否を明らかにせず、県による埋め立て承認の撤回についても「流れを注視する」と述べるにとどまる。告示前に開かれた2人の討論会も、結局かみ合わなかった。思い起こすのは2月にあった名護市長選だ。政権の支援を受けた新顔候補は、辺野古問題に明確な姿勢を示さないまま当選を果たした。「辺野古隠し」との批判も多く聞かれた。・・・しかし、「辺野古」が問いかけているのは、基地建設の是非にとどまらない。

 憲法が定める地方自治とは何か。中央政府と自治体はいかなる関係にあるのか。過酷な歴史を歩み、いまなお重い基地負担にあえぐ沖縄の荷を軽くするために、本土は何ができるのか、何をなすべきなのか――。知事は基地建設にかかわる多くの権限を持ち、この先、県が進む方向を決めるかじ取り役である。全国の関心が集まり、今後のこの国の姿をも占う「辺野古」に、どう向きあっていくのか。考えを明確にして、論戦を深めてもらいたい。

 改めて思うのは、くり返し示された民意を無視して基地建設を強行する一方、自らの意に沿う動きをする勢力には、経済振興の予算をしっかり手当てするなどして、沖縄に深い分断を持ち込んだ政府の罪深さだ。

https://digital.asahi.com/articles/DA3S13677693.html



(社説)日ロ平和条約 前のめり外交の危うさ(2018/09/14朝日新聞)
般に「平和条約」は、戦争当事国が平和の回復を宣言し、賠償金などの条件を定め、領土を画定することが主な内容となる。大戦後の日ロの場合、領土以外は1956年の日ソ共同宣言で解決済みだ。このとき条約を結べなかったのは北方領土問題が残されたからだった。その解決が盛り込まれないような「平和条約」には意味がないと、日本政府は一貫して主張してきた。過去22回にのぼる安倍氏とプーチン氏との会談も、その前提だったはずだ。今週も、交渉の着実な進展を強調していた安倍氏の説明は何だったのか。現状認識の甘さが浮き上がる。

 菅官房長官は従来の方針を変えない考えを示しているが、プーチン氏が口にした提案は、ロシア政府内では極めて重い意味を持つ。今後の交渉に影を落としかねず、日本側は発想の転換を迫られるかもしれない。・・・安倍氏はしばしば外国首脳との個人的な関係を実績として強調してきたが、今回の気まずい事例から教訓を学ぶべきだ。ゴルフを重ねてきたトランプ米大統領にしても、貿易問題の発言は厳しさを増している。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13677694.html?ref=pcviewpage



ベネチア活況、立役者はネトフリ カンヌが排除の映画「ローマ」、金獅子賞(2018/09/14朝日新聞)
第75回ベネチア国際映画祭はアルフォンソ・キュアロン監督の「ローマ」を金獅子賞に選んで閉幕した。コンペ部門を中心に、作品の充実ぶりが目覚ましく、カンヌに劣らない豪華な11日間となった。・・・今年のコンペにはネットフリックス映画が21本中3本入った。「ローマ」は、医者の家で使用人として働く若い女性の生活を、シャープな白黒映像と斬新なカメラワークで描く。会場で配られる映画紙「デイリー・チアック」の星取表では、他のコンペ作品を大きく引き離す高い評価を受けた。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13677677.html



(沖縄2018)声、届くのか 「どんな選挙結果でも政府は参考にしない」 知事選告示(2018/09/14朝日新聞)
前回知事選。国と渡り合い基地問題を前進させてほしいと選んだ、県民投票を提案する候補は落選したが、反対の公約を突きつける故翁長雄志知事の姿は頼もしく思えた。しかし、安倍政権は聞き入れず、埋め立てに着手。見慣れた海の光景は変わり始めた。

 NOの民意は届かない。政権が推す候補はYESか否かを語らない。そんな選挙で何を選ぶのか。選択することの力が失われる不安だけは、大きくなっている。・・・初めての1票から半世紀。「日本の民主主義が問われている」と全国に訴えた翁長知事が急逝し、8人目のリーダーが誕生するが、あのときの高揚感は、もうない。「だれに何を訴えれば届くのか」。考え続けている。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13677836.html



九条の会、首相の改憲案に抗議 「根本から破壊」(2018/9/14朝日新聞)
 護憲派の文化人らでつくる「九条の会」が14日、東京都千代田区で記者会見した。戦力の不保持と交戦権の否認をうたった憲法9条2項を維持したまま自衛隊を明記する安倍晋三首相の改憲案について「現在の9条を根本から破壊して、日本をアメリカと一緒に海外で『戦争する国』に変えてしまう」と抗議するアピール文を発表した。

 会見したのは九条の会呼びかけ人で作家の澤地久枝さんや翻訳家の池田香代子さんら。安倍首相が総裁選後の臨時国会へ憲法改正案の提出を目指すとしていることについて「今が憲法を巡る一番重大な局面」(澤地さん)とした。アピール文は「安倍9条改憲NO! 全国市民アクション実行委員会」が3千万人を目標にしている署名活動の強化も訴えている。
https://digital.asahi.com/articles/ASL9G44YTL9GUTIL00Y.html



座って大腸検査「苦痛少ない」自ら試しイグ・ノーベル賞(2018/9/14朝日新聞)
 人々を笑わせ、考えさせた研究に贈られる今年のイグ・ノーベル賞の発表が13日(日本時間14日)、米ハーバード大(マサチューセッツ州)であった。座った姿勢で大腸の内視鏡検査を受けると苦痛が少ないことを自ら試した昭和伊南(いなん)総合病院(長野県駒ケ根市)の堀内朗医師(57)が、医学教育賞を受けた。日本人の受賞はこれで12年連続となった。
お尻に自ら内視鏡スルスル 驚きの技で映した美しき腸壁
 受賞理由は「座位で行う大腸内視鏡検査―自ら試してわかった教訓」。堀内さんは内視鏡の専門医で、同病院消化器病センター長。13日夜(日本時間14日午前)にハーバード大の劇場で開かれた授賞式に出席した。堀内さんは渡米前、取材に「地域から大腸がんをなくしたい、その試行錯誤を評価してもらったと思う」と語った。

 今年はほかに、ジェットコースターで腎臓結石の排出を促す試み(医学賞、米)▽物質の表面の汚れを洗浄する唾液(だえき)の効果(化学賞、ポルトガル)▽複雑な製品を使う人の大半が取り扱い説明書を読まないことを検証(文学賞、豪州など)▽虐待的な上司への報復としてブードゥー人形を使用する効果(経済学賞、カナダなど)などが受賞した。
 受賞者には、賞金として10兆ジンバブエ・ドル紙幣(超インフレの末に廃止)が授与される。
 堀内さんの論文はhttps://doi.org/10.1016/j.gie.2005.10.014で読める。(東山正宜)
https://digital.asahi.com/articles/ASL9G44YTL9GUTIL00Y.html?iref=comtop_latestnews_03



北海道地震、泊原発外部電源喪失 4町村、住民に周知せず(2018/9/14東京新聞)
 北海道の地震による停電の影響で、北海道電力泊原発(泊村)の外部電源が一時喪失した事実について、同村など地元の四町村が、防災無線などで住民に周知していなかったことが分かった。北海道電と結ぶ安全協定では、四町村が今回のケースを住民に周知する義務はなく、道は「問題はなかった」と説明する。だが、停電の解消後にニュースで事実を知った住民からは不満や懸念の声が上がっている。

 震度2だったが、泊原発は六日午前三時二十五分に外部電源を全て喪失。1〜3号機は現在停止中だが、プールには使用済み核燃料が計千五百二十七体あり、七日間の発電が可能な非常用発電機六台を使って冷却を続けた。

 泊村の担当者は「状況に応じて独自に情報を流す場合もあるが、今回は非常用電源も問題なく作動しており、流す必要はないと判断した」と話す。北海道電や原子力規制庁は電源喪失の事実をサイトや会見で発表し、道もサイトで公表していたが、停電で住民はテレビを見られなかった。地元住民は「いざというときに逃げ遅れる」と憤っている。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201809/CK2018091402000151.html


posted by オダック at 20:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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