2018年09月29日

PICKUP NEWS


(社説)日朝関係 自らの構想描いてこそ(2018/9/29朝日新聞)
 日本は、北朝鮮との不正常な関係の打開をめざすべきだ。ただ、それには主体的な構想と対話の積み重ねが要る。風向き次第で政治的な成果を焦るような外交に走ってはならない。
 安倍政権は昨年の総選挙で核・ミサイル問題を「国難」と呼んで危機を強調し、情勢が対話局面に転じてからも脅威の「基本的な認識に変化はない」(18年版防衛白書)としてきた。
 圧力一辺倒から、会談の呼びかけへ。大きな変化である。
・・・和平へ向けた独自の構想をもたず、米国の態度次第で方針を変転させる。そんな姿勢が周辺国に熟知されている。それが、存在感の低迷の要因なのだ。
・・・韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領の説明では、金氏は日本との対話の用意があると語ったという。融和ムードを高めたい文氏の思惑も込めた伝言とみるべきだ。
 日朝間には双方の首脳が02年に直接会い、署名した平壌宣言がある。国交正常化をめざす意思を確認した中身は、まだ色あせてはいない。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13700655.html?iref=comtop_shasetsu_01



インドネシアでM7.5 最大3メートルの津波発生か(2018/9/29朝日新聞)
 インドネシア中部スラウェシ島で28日午後6時(日本時間同7時)すぎ、マグニチュード(M)7・5の大きな地震があった。付近ではこの日、大きな地震が相次ぎ、国家防災庁(BNPB)によると、少なくとも1人が死亡、5人の行方が分からず、10人以上が負傷した。最大3メートルの津波が襲った恐れがあり、被害は拡大する可能性がある。
 米地質調査所(USGS)によると、M7・5の震源は、島中部のドンガラから北東27キロで、震源の深さは10キロ。この3時間前にもM6・1の地震が近くであり、M5を超える地震が十数回も相次いだ。
 在マカッサル領事事務所によると、邦人の被害は確認されていない。
https://digital.asahi.com/articles/ASL9X6G3TL9XUHBI02W.html?iref=comtop_8_04



【社説】大分・伊方決定 社会通念というリスク(2018/9/29東京新聞)
 司法はまたしても「社会通念」という物差しを持ち出して、四国電力伊方原発(愛媛県)の運転差し止めを求める住民の訴えを退けた。原発リスクにおける「社会通念」とは、いったい何なのか。
 ・・・伊方原発に重大な事故が起きたとき、原発の西側で暮らす約四千七百人の住民は、大分側に海路で逃げることになる。
 細長い半島には、ほかに逃げ場がないのである。
 伊方原発は「日本一再稼働させてはいけない原発」と言われてきた。
 わずか八キロ北を半島に寄り添うように、長大な「中央構造線断層帯」が九州へと延びており、南海トラフ巨大地震の震源域にある。
 さらに、伊方原発は阿蘇山から百三十キロの距離にある。
 ・・・大分地裁は、やはり四国電力側の主張を丸のみにするかのように「原発の耐震性評価は妥当」と判断し、「阿蘇山の破局的噴火が生じることが差し迫っているとは言えない。破局的噴火に相応の根拠がない場合、社会通念上無視できる危険である」とした。
 三日前の広島高裁と同様、またもや「社会通念」という、科学でもない、法律でもない、あいまいな“物差し”を持ち出して、大分地裁も、住民側が主張する具体的な不安を退けた。
 重ねて問う。「社会通念」とは、いったい何なのか。
 地震や噴火のリスクは確かにそこにある。しかし、確率は低く、取るに足らないものであり、そのようなことに不安を覚える人たちが、非常識だということなのか。
 だから、備えを図る必要もないという判断なのか。

このような「社会通念」が定着し、原発が次々と息を吹き返していくとするならば、「安全神話」の復活以上に危険である。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2018092902000147.html



戦争、みんな犠牲者 銀獅子賞「運命は踊る」 サミュエル・マオズ監督(2018/9/29東京新聞)
 昨年のベネチア国際映画祭で銀獅子賞(審査員大賞)を受賞した映画「運命は踊る」が二十九日から公開される。イスラエルを舞台に、兵役に就いている長男の戦死という誤報をきっかけに大きく運命が展開していく家族の物語だ。同国出身のサミュエル・マオズ監督(56)は「戦争とホロコースト(大量虐殺)のトラウマ(心的外傷)にとらわれた社会を、国民みんなの問題として描きたかった」と話す。 
・・・マオズ監督は「トラウマにとらわれたイスラエルは、安全保障のカードを掲げて(パレスチナなどとの間に)不必要な緊張を作り出している」と国をとりまく歴史的な背景を語る。そうした状況を象徴するようなこの場面について「本来は必要のない場所にある検問所。だが、そこにあることで何となく不穏な雰囲気が包み、そこに悲劇が生まれる」と解説する。
 「本当は国も個人も、世代を超えて引き継がれたトラウマと相対して『なぜこの戦争が必要か』と内省しなくてはいけない」と訴える。
・・・「私の映画に善悪はない。みんなが戦争の犠牲者だ」と強調した。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/entertainment/news/CK2018092702000207.html



危ない!バス内転倒 読者から反響続々 乗客「ゆとりのある運行を」(2018/9/29東京新聞)
 乗り合いバスの急停車時や発車時に、乗客の高齢者らが転ぶ事故の危険性を紹介した「危ない!バス内転倒」には、読者の皆さんから五十通を超えるご意見や体験談をいただいた。生活の足として必要不可欠なバスを、せかされるように利用せざるを得ない状況への不満や、厳しい労働環境で職務をこなす運転士のストレスなど、切実な訴えがあった。 
・・・「座席に着く前に発車され、手すりにつかまって転倒を免れることが多々ある。座ったことをミラーで確認してほしい」。川崎市高津区の草深晃男(くさぶかてるお)さん(77)はこう訴える。東京都北区の影山伸一さん(88)も「運転士に『座るまで待って』と声を掛けたらにらまれた」と憤った。
 運転士への注文や意見は、多く寄せられた。北区の酒井ひろ子さん(70)は、運転士に「ダイヤを守らなければ」という心理的な負担があると推測。「二〇〇五年の尼崎JR脱線事故を思い出す」と述べた。
 一方、現役の運転士から、事故防止を図りながら運行する大変さを伝えるメールも届いた。
 走行中にあおり運転を受けたり、割り込まれたり。バス停から右ウインカーを出して発進しようとすると、その途端に後方の車がスピードを上げる。「意地でもバスを目の前に入れないというような車が多数います」
 バスは、急な動作をすれば乗客がけがをする恐れがあり、慎重にならざるを得ない。朝のラッシュ時などに一、二分遅れると、怒鳴る乗客もいて、運転士が「遅れて申し訳ありませんでした」と謝る。「バスの社会的地位はかなり低い」と感じるといい「ストレスからくる疲れは年々、積もっている」と訴えた。
 父が運転士だったという千葉市中央区の漆原香里さん(51)も「運転士は常に気配りしており、これ以上負担をかけてほしくない」と思いやった。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201809/CK2018092902000134.html



タンク水75万トン基準超 福島第一、放射性物質を再浄化へ(2018/9/29東京新聞)
 東京電力は二十八日、福島第一原発のタンクで保管している汚染浄化後の水について、八割以上に当たる七十五万トンに、トリチウム以外の放射性物質が法令の排出基準を超えて残っているとする調査結果を明らかにした。海洋放出など処分する場合は再浄化する方針。十月一日、水の処分について検討している政府の有識者会議で表明する。 
・・・調査結果によると、八月上旬の時点で八十九万トンの処理済み水を保管し、そのうち七十五万トンはトリチウム以外の放射性物質が浄化しきれず、基準を超えて含まれていた。十六万一千トンは基準の十〜百倍、六万五千トンは基準の百倍以上だった。
 政府と東電は海洋放出を有力視しており、放射性物質の総量を下げる再浄化を打ち出すことで、国民の抵抗感を和らげる狙いが透けて見える。東電は「海洋放出を前提とはしていない」(松本純一廃炉推進室長)と説明した。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201809/CK2018092902000143.html



社説[無戸籍問題で研究会]救済へ法改正が急務だ(2018/9/28沖縄タイムス)
 法務省は無戸籍者の解消を目指した研究会を10月にも発足させる。「嫡出推定」の規定を見直し、否認する訴えを夫だけでなく、妻や子も起こせるよう拡大する方向で検討するという。
 民法には「嫡出推定」の規定がある。
 女性が婚姻中に妊娠した子は夫の子、離婚後300日以内に生まれた子は元夫の子とする。女性が夫と別居したり、離婚直後に別の男性と子を産んだりした場合も、戸籍には夫(元夫)の子として記載されるのである。
 記載を避けるには生まれた子の父であることを否定する「嫡出否認」の訴えをしなければならないが、夫(元夫)にしか権利を認めていない。
 夫のドメスティックバイオレンス(DV)などから逃れた妻が別の男性と子ができても夫の戸籍に記載されるため出生届を出さないケースが多い。法務省が把握している無戸籍者は今年8月時点で715人で、その半数近くが就学前の児童といわれる。総数は、もっと多いとみられる。
 住民票がつくれないため、乳幼児検診が受けられず、就学通知も届かない。旅券もできず海外旅行や留学がかなわない。婚姻の届け出、相続の登記もできない。銀行口座もつくれない。人権上大きな不利益を被っているのである。
 研究会が法改正が必要と判断すれば、法相が法制審議会に諮問する段取りだ。
 DNA鑑定を活用して親子関係を判定していることを考えれば、規定は時代に逆行しているというほかない。
 かつて夫だけの「嫡出否認」を認めていたドイツや韓国、台湾でも法改正がなされ、妻や子、あるいは妻の否認権が認められている。世界の動きからも遅れている。
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/322011



[大弦小弦]8人の子育てを卒業して4人の親を見送った…(2018/9/29沖縄タイムス)
 「8人の子育てを卒業して4人の親を見送った。男性社会の議会にあって生活に密着した町民の声が政治に生かされているかをチェックし、町民福祉を向上させたい」。北谷町議会で女性としては初の副議長に選ばれた仲栄真恵美子さん(66)は子育てや介護の経験を挙げながら決意を述べた
▼女性議員は今月の選挙で1人増え最多の5人となった。4人に1人の割合は県内で群を抜いて高い。仲栄真さんは女性活躍の象徴に映る
▼3期目。初当選の直後から子ども医療費助成の拡充を訴えた。議員になる前は上勢頭区の書記・会計を8年間務め住民の困りごとを直接聞いてきた。町民のための開かれた議会へ力を発揮したいとの決意がにじむあいさつだった
▼おきなわ女性財団が2012〜15年に県内41市町村議会を調べたら男女共同参画の質問がなかった18町村のうち13町村は女性議員が不在。女性がいなければ質問すら出ない
▼子どもの貧困、増える不登校、介護…。財団の垣花みち子常務理事は暮らしに密着した課題の解決には女性の視点と感受性が欠かせないと指摘する
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/322012


posted by オダック at 17:07| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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