2018年11月28日

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【社説】入管法が通過 国会は責任放棄するな(2018/1/28東京新聞)
 出入国管理法改正案が衆院を通過した。首相の出張で与党が審議を急いだためだ。重要法案ならば国会延長の選択もあろう。受け入れ外国人の人権がかかる問題に真剣さが足りない。
 野党が批判し、反対する法案には、議論を尽くさねばならない。民主主義の基本的なルールであり、立法府の責任だ。
 だが、入管法改正案については、二十六日までにわずか十五時間十五分しか審議時間を使わなかった。
 自民党の石破茂元幹事長は二十六日、「成立させるだけなら圧倒的多数でできる。だが、それでは国会の意味がない」との趣旨の発言をしている。
  驚くべきは、与党が急いだ理由である。安倍晋三首相は二十九日に日本を出発し、アルゼンチンで開かれる二十カ国・地域(G20)首脳会議に出席する。この日程に合わせたというが、これはおかしい。国会は首相の下請け機関ではないのだから。
・・・ 外国人の受け入れ態勢など重要な事柄を考えれば、じっくり腰を据えた議論が必要なのに、たった十五時間余で打ち切り、採決に運ぶ手法は乱暴すぎる。首相の出張予定があったら、帰国してから審議を再開すればよい。国会延長も可能なはずだ。・・・・・
 http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2018112802000185.html



いずも「空母化」明記へ 新防衛大綱 専守防衛、逸脱恐れ(2018/11/28東京新聞)
 政府は二十七日、年内に見直す防衛力整備の指針「防衛計画の大綱」に関し、海上自衛隊の護衛艦に戦闘機が離着陸できるようにする事実上の「空母化」を明記する方向で調整に入った。政府・与党関係者が明らかにした。米国製ステルス戦闘機F35Bの運用に向け、ヘリコプター搭載型護衛艦「いずも」を改修する。運用次第では他国への攻撃に使われ、専守防衛を逸脱する恐れがある。・・・
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201811/CK2018112802000164.html



審議わずか15時間余、採決強行 「審議させてもらえない」(2018/11/28東京新聞)
 衆院法務委員会で入管難民法などの改正案を質疑した時間は、法案の趣旨説明や参考人の意見陳述の時間などを除き十五時間四十五分だった。過去の重要法案と比べても、今回の質疑時間は大幅に短い。
 二十二日には、立憲民主党などの野党四党派が、定例日以外の審議を葉梨康弘委員長の職権で決めたことに抗議し、委員会を欠席。与党が出席し、何もせずに野党の持ち時間を経過させる「空回し」を行った。今回の質疑時間には空回し分の二時間四十五分が含まれており、実質は十三時間にとどまる。
・・・ 二十七日の衆院法務委で逢坂誠二氏(立民)は「安保法、共謀罪に比べて、ほとんど審議させてもらえない。異常な状態。議論しなければならないことは山積している」と批判した。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201811/CK2018112802000168.html



入管法改正案、衆院通過 介護現場「力量どれほど」(2018/11/28東京新聞)
 不十分な審議による影響が特に懸念されるのが、人の命を預かる介護現場だ。受け入れ側は、人手不足の解消へつながる期待の一方、「来る人たちの力量の見当がつかない」と質の低下を心配する。低賃金など根本的な介護職場の課題を改善することが先という声も強い。 
 「拙速に導入すれば、軌道に乗りかけたものも壊しかねない」。滋賀県湖南市の介護老人保健施設「石部ケアセンター」の沢九仁男(くにお)副施設長(40)は、改正案による新たな在留資格に困惑する。政府は介護人材を初年度は五千人、五年で五万〜六万人を受け入れる方針を示しているが、沢さんは「どんなレベルか、まず様子を見たい」と慎重に話した。
 沢さんの施設は、昨年十二月以降、インドネシア出身の男女三人を介護人材の在留資格の一つ、経済連携協定(EPA)特定活動の候補生として受け入れた。一日八時間の勤務時間のうち二・五時間は日本語学習に充てさせ、イスラム教徒であることに配慮して礼拝のための休憩時間や部屋も与えている。「将来は施設のリーダーになってほしい」とし、日本の介護福祉士資格に四年以内で合格できるよう大事に育てている。
・・・ 衆院を通過したこの日、国会前の路上では労働組合などでつくるグループ約百八十人が「外国人を雇用の調整弁とするだけでは産業が劣化する」と反対の声を上げた。日本医療労働組合連合会の米沢哲中央執行委員(46)は「介護の人手不足は仕事の負担と、見合わない低賃金が根本原因だ。職場改善を優先しなければ、外国人だって逃げ出してしまう」と強調した。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201811/CK2018112802000143.html



玉城知事、安倍首相会談は平行線 辺野古移設は「米側との計画」と首相(2018/11/28琉球新報)
 米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設問題に関連し、沖縄県の玉城デニー知事は28日午後、首相官邸で安倍晋三首相と会談し、埋め立て工事を中止を求めた。安倍首相は「かねてからの米側との計画だ」として工事を進める考えを示した。

 玉城知事の提案で始まった集中協議の締めくくりとなる会談は平行線に終わった。玉城知事は国土交通相による埋め立て承認撤回の執行停止を不服とする国地方係争処理委員会への申し立て手続きを進める方針だ。
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-840774.html



(社説)入管法案採決 暴挙に強く抗議する(2018/11/28朝日新聞)
 安倍政権のもとで国会審議の荒廃は進む一方だ。
 外国人労働者の受け入れ拡大を図る出入国管理法改正案の採決が、衆院法務委員会で強行され、本会議でも可決された。
 委員会での審議時間はわずか17時間で、過去の重要法案に比べても短い。しかも自民党の委員長の強引な議事運びに抗議した野党議員が欠席し、質疑が行われぬまま時計の針だけ進んだ時間も含めての数字である。
・・・ 議論の中身も目を覆うばかりだ。受け入れる外国人数の上限や支える態勢などについて、安倍首相は26日の予算委集中審議でも「今後示す」「検討している」を繰り返した。政府に白紙委任せよ、国会など無用だと言わんばかりの姿勢だ。
・・・ 採決に先立って、自民党の平沢勝栄・法務委筆頭理事が記者団に「議論したらきりがない。いくらでも問題点は出てくる」と述べたが、この法案、そして審議の欠陥を浮き彫りにした発言ではないか。
・・・ 結局、人手不足を訴える産業界と、外国人に忌避反応をもつ政権の支持層の両方にいい顔をするため、深い議論に入りたくない。そんな思惑が先立っての採決強行のように見える。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13787772.html?iref=comtop_shasetsu_01



<金口木舌>「テーマ」を顧みる(2018/11/28琉球新報)
 1975年に開幕した沖縄国際海洋博覧会のテーマは「海―その望ましい未来」。その5年前の70年に、大阪で開かれた日本万国博覧会は「人類の進歩と調和」をテーマに掲げた。高度経済成長を誇ったものと思っていたが、勘違いのようだ

▼元東大総長の茅誠司氏を委員長とする日本万国博覧会協会テーマ委員会の議論で65年に決まった。背景にあるのは科学技術への疑念であった。66年6月、参考人として国会に呼ばれた茅氏がテーマの趣旨を説明している
▼科学技術の進歩は人類を幸福にする。そのことを認めた上で茅氏は「必ずしもそれは調和されているとは考えられない」「人類撃滅の機器にも使われ得る」と語った。科学技術の進歩と人類幸福の「不調和」を論じているのだ
▼茅氏の指摘は今も色あせてはいない。制御困難となった科学技術は人類を不幸に陥れる。福島第1原発事故はそのことを証明した。万博のテーマは重い課題を突き付けている
▼海洋博のテーマも同じことがいえよう。「望ましい未来」とは何だったのか、顧みなければならない。少なくとも辺野古の海を危機にさらすようなことではなかったはずだ
▼2025年に大阪で再び万博が開かれることになった。テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」という。命は今、輝いているのだろうか。私たちが問い続けなければならない課題だ。
https://ryukyushimpo.jp/column/entry-840384.html


posted by オダック at 21:23| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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