2018年12月02日

PICKUP NEWS


「新自由主義の偽善捨て去る」 メキシコで新大統領就任(2018/12/2朝日新聞)
 メキシコで1日、アンドレスマヌエル・ロペスオブラドール氏(65)が新大統領に就任した。1時間半以上にわたる就任演説で「悲惨な歴史に終止符を打ち、新たなよりよい歴史を始めることを国民に約束する。新自由主義の偽善を捨て去る」などと述べた。任期は2024年までの6年間だが、2年半後に大統領職の継続を求めるかを問う国民投票をすると語った。
・・・ メキシコは麻薬や人身売買に関わる犯罪組織間の抗争で、治安が悪化。既存政党や役人が犯罪組織と癒着するなど、政界の汚職もはびこっている。ロペスオブラドール氏はこうした政治体質を批判し、貧困層支援などを訴え、当選した。
 ただ、大衆迎合的な面も目立ち、新政権の行方を不安視する見方もある。
 大統領専用機の売却を表明したほか、建設が進んでいたメキシコ市の新空港建設の中止を決定。大統領就任後も自宅に住み続け、大統領公邸は文化芸術活動のために、一般に開放するという。就任演説では、改めて貧困層支援を訴えたが、増税はしないと語り、財源は明らかになっていない。
https://digital.asahi.com/articles/ASLD21VG7LD2UHBI003.html?iref=comtop_list_int_n01



日曜に想う ルノー社長に名乗り挙げた右翼政治家 せめぎあう日仏(2018/12/2朝日新聞)
 日産のカルロス・ゴーン前会長の逮捕とはなにか。それを読み解く視点には2種類あるようだ。
 一つはグローバルな視点。彼の失墜でビジネスエリートの強欲の一端が明らかになった。今日の経済的不平等についてあらためて考えずにはいられない。
 もう一つはナショナルな視点。フランスのビジネスマンに助けられた日本企業が、その支配から逃れようとしているというドラマ。そこに日仏の企業文化や捜査手法の違いまで読み込み、ときに両国のせめぎ合いという話にも及ぶ。
 フランスでも二つの読み解きが登場している。
 もともとグローバル化に批判的な識者が少なくない国だ。約20年前に出たエマニュエル・トッド著「経済幻想」にもすでにこんな指摘があった。
 人がより高い報酬を得ようとするふるまいを経済的に説明するのは可能だが、それにも限度がある。フランス人の経営者が自分の月収が2千万円しかないと悩むとすれば、それは経済的合理性とは関係ない。魂を病んでいるのだ――。
 今回も、著書「21世紀の資本」でグローバル時代の不平等を論じて話題となった経済学者トマ・ピケティ氏が事件が報じられた直後にツイッターで「報酬に限界はないだとか、ロープでつながった登山パーティーでは先頭のリーダーが大事だとかいうイデオロギーの行き着く先がこれだ」と発信した。
 「登山パーティー」はマクロン大統領が使って話題になった表現。「リーダーに石を投げるとみんなが転落する」と語り、金持ち擁護だと批判を浴びた。
 しかし事件の背景が明らかになるにつれ、仏メディアには日産側の「クーデター」や「裏切り」といった表現が飛び出した。3社連合の行方に仏政府の思惑もからみ、日仏を主語にしたナショナルな読み解きが前面に出ている。・・・
https://digital.asahi.com/articles/ASLCV53X0LCVULZU00G.html?iref=comtop_8_02



(社説)ゲノム編集の子 断じて許されない行い(2018/12/2朝日新聞)
 生まれてくる子どもを実験の道具にしたとしか思えない行いだ。断じて許されない。
 遺伝子を狙ったとおりに改変する「ゲノム編集」にかかわる科学者らの国際会議で、中国の大学副教授が、エイズウイルス(HIV)が感染しないように遺伝子を操作した受精卵から双子が生まれたと発表した。
 事実だとすれば前例はない。人の手が加えられた遺伝子が、その子本人や子孫の世代にどんな影響を及ぼすのかは予測不能だ。どんな場合であれば認めて良いか、社会全体はもちろん、科学者の間でも合意は形づくられていない。
 そんな状況下で、どのようにして被験者を募り、同意を取りつけたのかもはっきりしないまま、子の誕生が唐突に公表された。およそ想定していなかった事態に、世界中から厳しい批判が寄せられたのは当然だ。・・・
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13794387.html?iref=comtop_shasetsu_02



「中絶か強制帰国、どちらか選べ」妊娠の実習生は逃げた(2018/12/2朝日新聞)
 外国人の技能実習生が妊娠し、強制帰国や中絶を迫られる例が相次いでいる。受け入れ機関側から「恋愛禁止」や「妊娠したら罰金」と宣告されるケースもあり、専門家は「人権上問題だ」と指摘している。
 「妊娠2カ月なんです」。首都圏の人権団体のシェルターに保護された技能実習生のベトナム人女性(22)は静かに語り始めた。西日本の製紙工場で実習するために来日し、1カ月の事前研修を終えた矢先に妊娠が分かった。
 「中絶するか、ベトナムに強制帰国かのどちらかを選べ」。研修施設の担当者に迫られ、中絶の薬を与えるとも言われた。
 「子供を産みたい。でも日本で働き借金を返したい」と思いつめ、逃げ出した。ベトナム北部の貧しい地域の出身。日本に来たのは「病気の母の治療費で多額の借金があったから」。渡航費の約100万円は祖母が親戚らから借りた。

・・・ 西日本のある研修施設の規則には「異性との恋愛行為は一切禁止」「外出は2人以上の行動とし、単独行動はこれを一切禁止する」とあり、実習生に署名させている。「男性と女性はお互いの部屋を行き来しないこと」とも書かれている。研修施設での順守事項だが「企業実習に於(お)いてもほぼ同様の規則となるので今から三年間は気を緩めず厳守すること」とある。
 施設の元担当者は「会社は実習生を効率よく働かせたい。妊娠したら生産能力が落ちる。実習生に産休をとらせる会社など聞いたことがない」と理由を話す。
 また、研修の教職員に配られた「トラブル集&対応策テキスト」には、妊娠した場合@出産希望:強制帰国+ペナルティーを科すA日本での研修を継続希望:一時帰国し処置をした後再入国――とされ、チケット代は自弁で罰金も科す、とあった。元担当者によると、出国前も「意識改革」と題した研修などで妊娠は禁止と指導しているという。
 日本で亡くなったベトナム人実習生や留学生らを弔っている東京都港区の寺院「日新窟」には、2012年〜今年7月末で101件分の死亡記録があるが、24件分は中絶や死産による赤ちゃんのものだ。尼僧ティック・タム・チーさん(40)は「悩んだ末に中絶して、精神的に病んでしまう女性も多い」と話す。・・・

 実習生の実情に詳しい指宿昭一弁護士は「恋愛や妊娠を禁止することは明らかな人権侵害で許されない」と話す。現在参院で審議中の出入国管理法改正案でも、外国人の新たな在留資格「特定技能1号」は技能実習生と同様、家族帯同が認められていない。指宿氏は「労働者をモノとしか見ていないからだ」と指摘している。
https://digital.asahi.com/articles/ASLCZ7220LCZUTIL05X.html?iref=comtop_list_nat_t


宮城の会社
ホタテ貝殻の割り箸で「世界のプラ代替へ」
(2018/12/2毎日新聞)
 プラスチックごみによる海洋汚染に国際的な関心が集まる中、ホタテ貝殻を原料にした新素材で割り箸をつくる製造会社「明康」(宮城県塩釜市)が注目を集めている。欧州を中心に導入が目標とされている有機資源50%を達成した、世界でも珍しいバイオマスプラスチックの新素材。開発した近 近江社長がホタテ貝殻に注目したのは2010年ごろ。青森県に住む友人に「一時保管場所に大量に廃棄されたホタテ貝殻の処理に困っている」と聞き、津軽半島にある現地へ行ってみると、見渡す限り貝殻の山。「このままではいけない」。貝殻を一日でも早く処理したいと、貝殻成分を半分以上含むバイオマスプラスチックの開発に挑んだ。
・・・ 割り箸を作ろうと考えたのはその安全性に疑問を持っていたからだ。国内に流通する割り箸は多くが中国産で流通経路も不透明。漂白剤やかび防止剤が残留する可能性も指摘されている。視覚障害がある知人の「ささくれができない割り箸があれば」という言葉も背中を押した。長期保存でき、直角に割れる「ほたて割り箸」を16年から売り出した。

 今月からは、東日本大震災の津波で大きな被害を受けた東松島市の工業団地で新たな工場建設を始める。地元住民を従業員として雇用し、来春の稼働を目指す。近江社長は「被災した東松島市を元気づけられるよう、ほたて割り箸を世界に発信したい」と話す。
https://mainichi.jp/articles/20181202/k00/00m/040/067000c


posted by オダック at 16:01| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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