2018年12月03日

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運搬用の船に土砂を積み込む作業始まる ベルトコンベヤーで土砂を運搬(2018/12/3琉球新報)
 【辺野古問題取材班】普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で3日午前、名護市安和の琉球セメントの桟橋から、辺野古埋め立て用の土砂を運搬船に積み込み作業が始まった。
 琉球セメントの敷地内に設置されたベルトコンベヤーで次々に土砂が運ばれ、そのまま土砂運搬用の船に積み込まれている。
 琉球セメント前では、基地建設に反対する約60人が抗議行動し、工事車両は敷地内に入ることができずその間は作業が止まっていた。
 機動隊が反対する人たちを強制的に移動させ、車両が敷地内に入ったことで土砂を船に積み込む作業が始まった。
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-843114.html



玉城知事「甚だ遺憾」 民間桟橋での土砂搬出作業開始 名護市辺野古の新基地建設 工事停止求める(2018/12/3琉球新報)
 米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設で、沖縄防衛局が名護市安和の琉球セメントの桟橋で土砂の搬出作業を始めたことを受け、玉城デニー知事は3日午後、県庁で記者会見を開き「甚だ遺憾だ」と語った。
 県は公共用財産管理規則と赤土等流出防止条例に基づく適正な手続きが取られていなかったとして「違法だ」と指摘し、工事停止を求めた。
 玉城知事は会見で「そもそも県としては埋め立て承認撤回処分は有効だという立場だ。辺野古新基地に反対する民意が繰り返し示される中で、防衛局が違法に土砂を投入することは断じて許されない」と訴えた。
  県は作業を即時停止し、立ち入り検査をさせるよう要求した。また、県赤土等流出防止条例に基づく事業行為届出が必要だったが出されていなかった。県は作業を一時停止し、事業行為届出を提出するよう指導するとしている。
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-843356.html



【私説・論説室から】沖縄独立論をあざけるな(2018/12/3東京新聞)
 九月の沖縄県知事選で辺野古新基地反対の民意を重ねて示すも、建設を強行する国。沖縄の苦難解消の糸口は一向に見えない。
 そんな「構造的差別」の打破には「沖縄のことは沖縄で決める」との自己決定権の確立と行使しかない。そう考える県民が増えている。近年は「独立」も真剣に議論される。
 二〇一三年に設立された県民有志の「琉球民族独立総合研究学会」によると、県民投票で支持を得て県議会の議決後に知事が独立を宣言、国連が認めれば独立は可能という。
・・・ 中近世の五百年近く、琉球王国は中国と朝貢関係にあったとはいえ侵略されたことは一度もない。逆に中国は職能集団を移住させたり琉球からの留学生を厚遇したりと関係を重視した。「利害対立要因がなく友好が保たれた」と比屋根照夫・琉球大名誉教授。政治状況は全く異なるにせよ、歴史的な琉中関係は今後も簡単には崩れないと思う。独立学会などは現在の尖閣問題は棚上げで良いとする。
 しかし、「ならばどうぞ独立を」とは決して言うまい。沖縄をそこまで追い込んだのは本土の側。その責任は重い。 
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2018120302000144.html



【社説】衆院議長「裁定」 与党は重く受け止めよ(2018/12/3東京新聞)
 ・・・ 外国人労働者の受け入れを拡大する入管難民法などの改正案が衆院を通過した十一月二十七日、大島理森衆院議長が与党の国対委員長を呼び、来年四月予定の施行前に政省令を含めた法制度の全体像を政府に報告させた上で法務委員会で質疑するよう求めた。
 衆参にかかわらず、議長として個別の法案審議の在り方に注文を付けるのは異例だ。法制度の全体像が明らかにならないまま、衆院を通過させなければならない大島氏としては、やむにやまれぬ気持ちだったのだろう。
 議長発言の中で最も重要な点は「政省令事項が多岐にわたると指摘されている」と述べたことだ。
 改正案は外国人労働者の受け入れ見込み数や対象職種などを成立後に定めるとしている。これらは制度の根幹部分であるにもかかわらず、野党の追及に対し、政府側は「検討中」と繰り返した。
 法律に明記せず、政府が政省令で勝手に決めればいいと考えているのなら、唯一の立法機関である国会を冒涜(ぼうとく)するものだ。
 法案審議の過程では、失踪した外国人技能実習生の実態調査結果の集計を法務省が誤っていたことも明らかになった。
 大島氏は今年七月に発表した所感で、財務省の森友問題を巡る決裁文書改ざんや厚生労働省による裁量労働制に関する不適切データの提示などを、法律制定や行政監視における立法府の判断を誤らせる、と厳しく指摘したばかりだ。
 正しい情報の提供は法案審議の大前提であるにもかかわらず、安倍内閣は同じ過ちを繰り返したことになる。国民の代表である国会を、どこまで愚弄(ぐろう)するのだろう。
・・・ 今回の「裁定」は来年の通常国会での再質疑を求めるものだが、せっかく裁定するのなら、衆院通過前に委員会審議のやり直しを求めることはできなかったのか。
 現状は立法府の危機にほかならない。大島氏は議長としての指導力を一層、発揮すべきである。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2018120302000142.html



土人発言、府知事が看過 津嘉山さん「心の奥底に差別」(2018/12/3朝日新聞)
津嘉山正種さん(俳優)
 今年7月、故郷の那覇市で「人類館」を上演しました。15年ほど前から続けている一人朗読劇です。

 人類館は、1903年に大阪であった内国勧業博覧会で、沖縄やアイヌ、台湾の人たちを生身で展示し、見せ物にした実際の出来事が題材で、テーマは差別です。本来、人類館をやらなくても済む時代であればやりたくないのですが、やり続けなければならないと思っています。

 一昨年、沖縄本島北部の高江で、大阪府警の機動隊員が米軍のヘリパッド建設に反対する市民に「土人」と吐き捨てる事件が起きました。その後、大阪の府知事さんがそれを看過する状況があり、「ああ、100年前と変わっていないな」と感じました。

・・・ 20代のころ、若手劇団員数人が居酒屋で芝居について議論していた時、輪の外から先輩が口を挟んだので「今はあなたと話していません」と言ったら「馬鹿やろう、何言ってんだ沖縄が」と返されました。博識で知られる、家は床が抜けるんじゃ、というくらい本だらけの方でしたが、どうしてそういう発言をするんだろうと考えてきました。

 先輩は続けて「失言、聞き逃してくれ」と言いましたが、「教えてくれ。あなたの心の底に眠っているのは一体何なのか」と問いただしたい思いでした。振り返れば、「土人」発言の若い警察官と変わらない何かが、心の奥底に巣くっていたのではないでしょうか。

 県民が辺野古移設に反対する知事を選んでも、「辺野古が唯一」と政府はごり押しする。「沖縄県民の理解を得ながら」という言葉も空虚に聞こえる。苦渋の歴史をずっと続けさせていこうとしていて、それを和らげるために振興予算を付ける。これほどあからさまに沖縄を馬鹿にしたやり方はないんじゃないですか。根底には、沖縄は日本ではないんだという意識があるからと僕には思えてしまう。

・・・ 12月に東京で「象の死」という芝居をやります。戦時中の動物園から象が逃げ出したら大変だという理由で、動物を全部殺せという命令が出ました。獣医師の私は一体何なんだ……。そんな葛藤を描いた話です。チラシには象の目を大きくあしらいました。

 沖縄では今、何を言っても、抵抗しても、政府の方針に異を唱える人を知事にしても押しつぶされちゃうという現状があります。戦争という人間の傲慢(ごうまん)の中で何の罪もない象が殺されていった。私はこの象の目が、沖縄の人たちの目につながる気がするんです。僕は役者として人間の心の奥底に根深く残るものをあぶり出し、表現する仕事をライフワークにしていきたいと思っています。

 つかやま・まさね 那覇市出身。65年劇団青年座に入団。映画やドラマ、ラジオなど声の出演も多数。12日から東京・阿佐谷で舞台公演「象の死」にも出演。
https://digital.asahi.com/articles/ASLCW4DV9LCWTIPE02B.html?iref=comtop_8_07



工事の騒音影響か  県主張の新たな根拠に 辺野古ジュゴン2頭不明 <単眼複眼>(2018/12/3琉球新報)
 名護市辺野古の新基地建設を巡り、同市嘉陽沖に生息しているジュゴン1頭(個体A)が2カ月以上確認されていない。11月28日の環境監視等委員会で沖縄防衛局が報告した。防衛局は海草藻場にジュゴンの食(は)み跡があったとして工事の影響を認めていないが、識者は「工事による騒音がうるさい日中は大浦湾に居られなくなり、夜に餌を食べに来ているのではないか」と分析する。約15年前から県内で確認されていた3頭のジュゴンのうち、工事後に2頭の姿が確認できなくなった。辺野古の埋め立て承認撤回を巡る県と国との対立で、県が環境への影響を主張する新たな根拠にもなりそうだ。・・・
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-843027.html


posted by オダック at 21:10| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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