2019年06月05日

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【国際】日本メディアの独立懸念 国連報告者「政府は勧告未履行」(2019/6/5東京新聞)
 【ジュネーブ=共同】言論と表現の自由に関する国連のデービッド・ケイ特別報告者が、日本では現在もメディアの独立性に懸念が残るとする新たな報告書をまとめたことが四日分かった。日本の報道が特定秘密保護法などで萎縮している可能性があるとして同法の改正や放送法四条の廃止を求めた二〇一七年の勧告を、日本政府がほとんど履行していないと批判している。
・・・ 報告書によると、日本政府が放送局に電波停止を命じる根拠となる放送法四条は効力を持ち続けており、事実上、放送局への規制になっていると指摘。政府に批判的なジャーナリストらへの当局者による非難も「新聞や雑誌の編集上の圧力」と言えるとした。「政府はジャーナリストが批判的な記事を書いても非難は控えるべきだ」としている。
 ケイ氏は一七年に公表した対日調査報告書で、日本政府に十一項目を勧告。勧告に法的拘束力はないが、政府は不正確な情報に基づくと反論していた。ケイ氏は調査の結果、九項目が履行されていないとしている。
◆勧告11項目と履行状況
 (1)政府による介入の根拠となる放送法四条の廃止=未履行
 (2)歴史的出来事に関し教材で示された解釈に対し介入しない=未履行
 (3)教科課程の作成過程の完全な透明化を保証する=一部履行
 (4)国連の真実・正義などに関する特別報告者の訪日の招請=未履行
 (5)政治活動を不当に制限するような公選法上の規定を廃止する=未履行
 (6)特に沖縄における平和的な集会と抗議の権利を保障するために、あらゆる努力をする=未履行
 (7)特定秘密保護法で安全保障上問題なく公益に資する情報については、開示しても処罰されない例外規定を設ける=未履行
 (8)公益に資する情報の報道を促進する社会的規範の原則づくりを進める=評価できるだけの十分な情報がない
 (9)特定秘密保護法の執行が適切に行われるように、専門家による監視組織を設置する=未履行
 (10)広範に適用できる差別禁止法を制定=未履行
 (11)将来的に通信傍受に関する法律を制定するに当たっては、独立した法機関の監視下で、極めて例外的な場合にしか、通信傍受は行わないと明記する=未履行
◆沖縄抗議への圧力批判 山城氏有罪 表現の自由萎縮恐れ
 【ジュネーブ=共同】デービッド・ケイ特別報告者の報告書は、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設への抗議活動などに日本の当局が圧力を加えたり、過度に規制したりし続けていると批判した。
 特に抗議活動に絡み威力業務妨害などの罪に問われた沖縄平和運動センターの山城博治(やましろひろじ)議長に対し懲役二年、執行猶予三年の刑が確定したことについて、表現の自由の権利行使を萎縮させる恐れがあるとした。
 報告書は、山城氏が長期間拘束されたことに国連の特別報告者や恣意(しい)的拘束に関する作業部会が国際人権規約違反などとして日本政府に是正を求めたと指摘した。
 その上で、集会と表現の自由は「密接に関連し、互いに補強し合っている」と強調した。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201906/CK2019060502000286.html



(声)被爆の実相知らせぬ首相の接待(2019/6/5朝日新聞) 被爆者団体役員 南嘉久(福岡県 72)
 令和元年5月26日は、私の人生で記憶すべき日となった。長崎に行って国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館を訪問して、長崎原爆の被爆者である父母と兄姉たち7人の遺影や氏名を登録したのだ。

 爆心地から500メートルの竹の久保の鉄道官舎や救護先で亡くなった小さな兄姉たちは写真もなく、父から聞いた被爆状況を書類に書いた。

 ちょうどその日、来日中のトランプ米大統領に安倍晋三首相が手厚い接待をしていた。ゴルフや大相撲は必要かもしれないが、被爆国としての意見をしっかりと言ってほしいものだと思った。直前に明らかになった米の未臨界核実験への抗議もしない。大統領には広島、長崎を訪問して被爆の実相を知って頂く絶好の機会だったのではないか。高額兵器の爆買いをはじめ今回の首相の対応は追従のように思えてならない。

 日本政府は核兵器禁止条約に賛同していない。一昨年、長崎の原爆の日、首相は被爆者から「あなたはどこの国の総理ですか」と言われた。その言葉に共感するのは私だけではないだろう。首相の言動を、戦争や原爆で亡くなった人たちが見ている。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14043482.html?ref=pcviewpage



<金口木舌>高みの見物しているのは誰?(2019/6/5琉球新報)
 米軍キャンプ・シュワブのゲート前での話。土砂降りの中、新基地反対を訴える市民と民間の警備員が対峙(たいじ)していた。後方には沖縄防衛局の職員。いつもの光景、いつもの構図だが、市民があることに気付いた
▼防衛局職員は上下のレインコートで雨をしのいでいるのに警備員はズボンを濡(ぬ)らしたまま。動きやすさを考慮した警備会社の装備かもしれぬが、市民はたまらず防衛局に電話した。「おかしいじゃないか」
▼本部港塩川地区では土砂の搬出に反対する市民を民間警備員が手にした網で包囲するような行動に出た。市民代表が怒りを込め、港湾管理者の県に訴えた。「民間人による民間人の身体拘束だ」
▼国策強行の地で民間人同士がにらみ合うゆがんだ構図。国策に異議を唱える市民と国の業務を担う警備員のやるせない衝突の中でも、雨に濡れる対立相手に心を痛める人がいる。この優しさに国策をうがつ可能性を見る
▼それにしても国はおかしなことを考える。今月13日施行の改正ドローン規制法で米軍基地上空の飛行が規制される。よほど国策ごり押しの現場を見せたくないらしい。それこそ基地隠蔽(いんぺい)法だ
▼ドローンが消えた空のどこかで、誰かが高みの見物を決め込んでいないか。それは不幸な対立構図をあおる者に違いない。怒りの言葉をぶつけるべきは目の前の人ではなく、そういうやからのはずだ。
https://ryukyushimpo.jp/column/entry-930445.html


posted by オダック at 21:49| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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