2019年11月16日

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(声)語りつぐ戦争 「太陽の子」ふうちゃんに教わる(2019/11/16朝日新聞) ■語りつぐ戦争 平和のバトン 高校生 大上翔子(愛知県 17)
 学校で沖縄について学び、もう一度読み直そうと思った本があります。灰谷健次郎さんの「太陽の子」です。主人公ふうちゃんは神戸で琉球料理店を営む沖縄出身の両親のもと元気に育ちますが、6年生の時、おとうさんが心の病気になります。ふうちゃんは「沖縄と戦争」に原因があると気づき、沖縄について知ろうとします。
 今回、読んで深く心に突き刺さったのは「知ること」の大切さです。例えば、ふうちゃんは沖縄戦の集団自決の写真を見て、あまりのむごさに吐いてしまいます。それでも目を見開き「見る。ちゃんと見る」「吐いたりしてごめん」と言い切るのです。
 私は沖縄戦の講演を聞き、沖縄研修でガマに入りたくないと感じたことを思い出しました。人がたくさん死んだと思うととてつもなく怖かったのです。けれど、自分の目で事実を知らなくてはと思いました。
 ふうちゃんは沖縄を「知ることが怖い世界」と言います。でも知らないことはもっと怖いし、沖縄の人に失礼。戦争も、基地問題や貧困、就学問題も自発的に学び、考えていかなければ、と気づかされました。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14258594.html?iref=mor_articlelink05



(声)語りつぐ戦争 復員した父を待っていたのは(2019/11/16朝日新聞) ■語りつぐ戦争 平和のバトン NPO法人職員 渡信義(埼玉県 72)
 1946(昭和21)年の冬、父はニューギニア戦線から帰ってきた。25歳だった。
 わずかな生き残り兵として故郷の土を踏んだ父に、もう一つの悲劇が待っていた。銃後の家族は、終戦から半年過ぎても帰らない父を戦死したものと思ったらしい。妻子は新しい家庭を築いていた。
 父はその後再婚した。その最初の子が私である。父の思い出は、毎夜酒が手放せなかった姿と、マラリアが再発して真夏でも布団をかぶって震えている姿だった。
 謎のような存在のまま父は急死した。まだ42歳だった。しかし私に残してくれた財産が二つある。歴史と心理への探求心だ。歴史の教師になったこと、見捨てられそうな人たちの支援を生き方の中心に据えてきたこと。どれも早世した父を理解したい思いが核になっている。
 72歳になり、父と再び同じ地平で出会う機会が近づいてきた。あのニューギニアに足を運んで、戦争の傷痕をこの目で見てから父に会いたいと思う。家族を苦しめる憎き存在だった父が、今は懐かしい友のように感じる。父が抱えていた心の内をきいてみたい。今、切に思う。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14258592.html?iref=mor_articlelink03



桜を見る会名簿、共産議員の請求当日に「廃棄」 内閣府(2019/11/16朝日新聞)
 首相主催の「桜を見る会」を巡り、内閣府が今年の招待名簿を廃棄したと説明する5月9日に、共産党の宮本徹衆院議員が政府に、同会の招待者数の推移などを資料請求していたことがわかった。共産は「追及逃れのために廃棄したのではないか」と批判している。
 野党統一会派や共産による追及チームの14日の会合で、内閣府の担当者は4月13日に開催された桜を見る会の紙媒体の招待名簿を、5月9日に廃棄した、と明らかにしていた。
 宮本氏の事務所は朝日新聞の取材に対し、9日昼に内閣官房と内閣府に対し、招待者数の推移や予算額や支出額の推移、招待者の選考基準などをファクスで資料請求した、と説明した。5月13日の衆院決算行政監視委員会で質問するための準備だったという。
 今月14日の野党会合で、宮本氏は「事前に色んな情報を教えて欲しいと内閣府に伝えたが、全然教えてくれなかった。私が質問準備のために聞き始めたから(名簿を)捨てたのでないか」と指摘した。これに対し、内閣府の担当者は「用途が終わり、膨大な個人情報を保管することになるから」と答え、資料要求との関連を否定した。内閣府では名簿の保存期間を昨年4月に「1年」から「1年未満」に変更している。
 共産党の笠井亮政策委員長は15日の記者会見で、「あまりにどんぴしゃだ。(宮本氏が)5月9日に資料を出しなさいと要求したら、その日に廃棄している。まさに追及逃れではないか。全容解明が必要だ」と語った。・・・
https://digital.asahi.com/articles/ASMCH51V1MCHUTFK00K.html?iref=comtop_list_pol_n06



<金口木舌>女性が増えれば政治が変わる(2019/11/16琉球新報)
 来年の米大統領選挙の民主党候補者指名争いで、女性のエリザベス・ウォーレン上院議員が頭角を現してきた。富裕層への増税や国民皆保険制度導入を政策に掲げ、各種世論調査の平均支持率では2位につけている
▼指名争いに勝利すれば、米国史上初の女性大統領誕生が視野に入る。世界の女性リーダーと言えば、ドイツのメルケル首相、ニュージーランドのアーダン首相、ベルギーのウィルメス首相らがいる
▼日本はどうか。衆院議員に占める女性の割合は10・2%、193カ国中165位と極端に低い。県内では県議会・市町村議会ともに1割程度にとどまっている。政界進出を阻む壁として、家族の反対や議員活動と家庭の両立の難しさが挙げられる
▼朗報があった。10日に投開票された久米島町議選で初めて女性の候補者が当選した。元役場職員の新垣幸子さん(54)だ。生活困窮者と引きこもり支援、高齢者の居場所づくりを政策に掲げた
▼出馬を決めた背景に、中高校生の頃に生活保護を受給した経験がある。役場に勤めていた時、家族問題で悩む町民の声を聞き、解決を後押ししたいと考えた
▼「私が活動することで女性議員が増えてほしい」と新垣さん。残念ながら日本で子育てや介護を担うのは主に女性だ。女性の議員が増えれば、こうした現実も変えられるのではないか。その効用は計り知れない。
https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1026335.html



<社説>大嘗祭への国費支出 政教分離に違反しないか(2019/11/16琉球新報)
 皇位継承の重要祭祀(さいし)「大嘗祭(だいじょうさい)」の中心儀式「大嘗宮(だいじょうきゅう)の儀」が営まれた。皇室の公的活動費である「宮廷費」から、総額24億4千万円が支出される見通しだ。

 儀式は紛れもない「神事」であり、国費の充当は憲法が定める「政教分離」に抵触する疑いがある。だが政府は昨年、十分な議論もなしに前例を踏襲することを決定した。憲法を軽視する姿勢と言わざるを得ない。
 大嘗祭は、新天皇がその年にとれたコメなどを神前に供え、自身も食べ、国と国民の安寧を祈り、五穀豊穣(ほうじょう)に感謝する儀式だ。
 大阪高裁は1995年、「即位の礼」「大嘗祭」への国費支出を巡り違憲の確認などを市民らが求めた訴訟の控訴審判決で「政教分離規定に違反するのではないかとの疑いは一概には否定できない」と指摘した。国費による執行は「国家神道に対する助長、促進になる行為」と述べている。内容を評価した原告は上告せず、判決が確定した。
 皇嗣(こうし)秋篠宮さまが昨年11月の記者会見で「宗教色が強いものを国費で賄うことが適当かどうか」と苦言を呈したのも無理はない。
 大嘗祭は7世紀後半ごろに始まったとされる。約220年間の中断を経て、天皇の神格化を進めた明治期に大規模化した。権威を高めることで、国民に対する支配力を強める狙いがあった。
 戦前は、天皇崇拝と結び付いた神社神道が国家から事実上、公認されていた。児童生徒らの参拝なども強要された。憲法の政教分離原則が定められた背景には、そのような過去の反省がある。
・・・ 政府は「重要な伝統的皇位継承儀式」として、今回も公的な皇室行事と位置付けた。これに対し、皇室の私的行事として行うべきだという主張もあった。
 明治憲法で主権者とされていた天皇は戦後、新憲法の下で「象徴」に変わった。それでもなお戦前の形式にこだわるのはなぜか。
 憲法との整合性を含め、国民の目に見える形で議論を深めるべきだった。・・・
https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1026329.html



(声)面会問い合わせは患者・家族に(2019/11/15朝日新聞) 病院勤務医 田中聡也(佐賀県 55)
 知人が入院中かどうか病院に電話で尋ね、答えた病院と答えなかった病院があったという投稿「見舞いの入院確認と個人情報」(10月14日)に、問い合わせに対応する立場から書かせていただきます。遠くから行くので事前に知りたいというお気持ちは理解できます。
 私の勤務先では、一切お答えしていません。問い合わせている方が名乗られても事実かどうか確認することは不可能です。ストーカー、借金取り、DV加害者など、患者さんが入院自体を知られてはいけない相手かもしれません。
 病院には受診のための電話も多くかかってきます。緊急を要する救急患者さんからの問い合わせも含まれます。貴重な電話回線ですから見舞い(面会)の問い合わせは控えていただき、患者本人、ご家族に直接ご連絡をお願いします。
 入院は治療のためです。面会はその妨げになることもあります。感染症の持ち込みなど病院全体に悪影響を及ぼす可能性もあります。面会は必要最小限にすることにも留意していただきたいです。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14257035.html?ref=pcviewpage



(声)プレミアム商品券、私は買ったが(2019/11/15朝日新聞) アルバイト 木下啓子(神奈川県 70)
 「購入ためらうプレミアム商品券」(10月30日)を読んだ。私は10月2日に貯金を下ろして上限2万5千円分(代金2万円)を購入した。窓口までバスで往復440円かかる。まとめて買わないとお得感は薄い。
 さっそくコンビニで「使えますか」と聞くと、面倒くさそうな顔をされた。商品券は1枚500円の10枚つづり。おつりは出ない。店・客双方の煩雑さは否めない。
 私は生協に加入しており、宅配される食料品、日用品などの支払いは銀行口座からの引き落とし。実店舗では野菜、パンくらいしか買わない。また、商品券で支払いたくても登録をした店舗でないと使えない。
 1カ月経過して、食料品、衣料品、書籍で計1万3千円分を使用した。これで景気高揚になるのかしら? 商品券の豪華なデザイン、利用店紹介の冊子やポスターの経費、事務手続きの人件費……疑問も多い。
 生活は楽ではないが、「5千円のプレミアム」にひかれて、手間をかけて使用している自分が口惜しい。一連の災害で被害にあわれた方々を思うと、政府は別なところに財政配分してほしいとの思いが募る。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14257034.html?ref=pcviewpage



(声)桜を見る会、中止にはだまされぬ(2019/11/15朝日新聞) 無職 千葉胤雄(岩手県 85)
 国の予算を使って首相が東京・新宿御苑で毎春開催する「桜を見る会」について、政府は来年度の開催を中止することを決めた。庶民が増税で悩み、苦しんでいる状況の中で、国の「主(あるじ)」は一体何をしているのか。安倍晋三首相の事務所名で選挙区の有権者らを招き、豪華なバスツアーを催し、ホテルでどんちゃん騒ぎをしている疑いもあるという。
 あきれて開いた口が塞がらない。首相が国民より友を守ることを優先させ、裕福な人々に寄り添い、貧困にあえぐ人々を踏み台にしているようで、怒りが増すばかりである。
 もし、桜を見る会を首相が主催し、各界の人々を招待するのであれば、貧困層や生活弱者と呼ばれる人々も招き、いっときの間だけでも心を休ませてもらう趣旨の会とするならば理解できる。しかし、私利私欲にとらわれるあまり、税金が原資となっている国の予算で大騒ぎすることは絶対に許せない。
 このような会が長年の慣例として開催されていたことにも憤慨するばかりだ。首相は来春の開催を中止とし、事態を収束させようとしているようだが、だれも納得するとは思わない。国民はもうだまされない。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14257032.html?ref=pcviewpage




posted by オダック at 15:52| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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