2017年07月17日

PICKUP NEWS


老朽橋・トンネル、進む撤去 危険判定の340カ所中73カ所 財政難、補修見送り(2017/07/17朝日新聞)
老朽化した危険な橋・トンネルの存在が各地で判明し、撤去などの動きが加速している。国と自治体への取材では、2014年度に全国で始まった点検で、今年4月までに340カ所が補修や撤去など緊急措置の必要があると判定され、うち73カ所が撤去されたか撤去予定だった。財政難にあえぐ自治体が補修などで維持することを見送るケースが目立つ。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13041150.html



(地球異変)アラスカの森、広がる「砂漠」(2017/07/17朝日新聞)
 北極圏に近い米アラスカ州の森林地帯に、異様な形をした「砂漠」がある。現段階で原因ははっきりしないが、地球温暖化がすすめば、こうした地形が増える可能性が懸念されている。「デューン」と呼ばれるこの地形は、同州西部のノームから東へ約400キロの永久凍土地帯にある。空から見ると、直径数キロの大小二つの円形が東西に並び、中心から外側に向けて巨大な段々畑のようだ。・・・アラスカ全土の約38%は表土近くに永久凍土層があり、今世紀中に最大で4分の1が失われるとの予測もある。道路だけでなく水道管やビルも損傷を受ける。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13041151.html



(フォーラム)ジェンダーとメディア(2017/07/17朝日新聞)
 例えば、調味料や洗剤などのCMで家事や育児のシーンに女性だけ、という風景が肯定的に描かれていることに、疑問の声が上がるようになりました。14年ごろになると「炎上」を受け、発信元の自治体や企業が広告や動画を取り下げるケースが目立つようになりました。男性上司が女性部下の容姿を比べるシーンが「セクハラだ」と指摘されたファッションビル「ルミネ」の動画(15年3月)、25歳の誕生日を迎えた女性に友人の女性2人が「今日からあんたは女の子じゃない」と言う資生堂の動画(昨年10月)などが削除されています。・・・ 欧米では広告にフェミニズムの視点を採り入れたフェムバタイジング(femvertising)という造語が注目され、新しい女性イメージを提示する表現が次々と生み出されています。日本でも表現のあり方についてまだまだ思考する余地があるのではないでしょうか。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13041058.html



統一宰相コール死去 欧州統合強化の夢は未完に終わるか(7 Juli 2017ドイツニュースダイジェスト)
メルケル首相は、同日行った演説の中で「コール氏の存在は、ドイツにとって幸運だった。彼が、歴史が与えたチャンスを逃さずにドイツ統一を実現したことは最高の偉業だ。我々ドイツ人はコール氏に感謝する」と述べ、統一宰相の功績を称えた。「コール氏は、私の人生をも大きく変えた」と語ったメルケル首相の胸には、複雑な思いが去来していたはずだ。社会主義国東ドイツで育ち、東ベルリンの研究所で物理学者として働いていたメルケル氏は、壁崩壊後に政治の世界へ飛び込んだ。彼女を1991年に婦人・青少年大臣に抜擢したのは、コール氏だった。メルケル氏は「コールのお嬢さん」と揶揄されながらも、キリスト教民主同盟(CDU)の中で急速に出世していった。・・・

彼は欧州諸国の統一ドイツへの不安を取り除くためには、欧州統合を強化する必要があることを理解していた。このためドイツ人が深い愛着を持っていたマルクを廃止し、共通通貨ユーロの導入に踏み切った。コール氏は、「ドイツ政府の権限をEUに譲渡すればするほど良い」と確信していた。ナチス・ドイツが欧州全体に未曽有の被害を与えたことを踏まえて、ドイツにとっては、欧州の価値共同体の中に身を埋没させることが、最良の選択だと信じた。だがコール氏は統一後のドイツ経済の回復に失敗した。旧東独を中心に失業者数が急増し、国民の不満は強まった。1998年の連邦議会選挙ではゲアハルト・シュレーダー氏率いる社会民主党(SPD)の前に敗退し、首相の座を去った。ハンネローレ夫人の自殺、家庭の内紛、自宅での転倒事故など、晩年は数々の不幸に見舞われた。

コール氏が掲げた理想は今、強い逆風に遭遇している。右派ポピュリズムの台頭、BREXITやギリシャの債務問題など、EUの前には難題が山積。盟友米国も、一国主義・保護主義に傾斜し、欧州から離反する兆候を見せ始めている。コール氏が主張した「EUは戦争防止のためのプロジェクト」というスローガンだけでは、グローバル化とデジタル化に翻弄される庶民のEUへの不信感を弱めることはできない。欧州統合を後戻りできない状態まで深化させるというコール氏の構想は、未完に終わるのだろうか。
http://www.newsdigest.de/newsde/column/dokudan.html



自衛隊頼み、島活性に影 与那国駐屯地開設1年超(2017/07/17東京新聞)
日本の最西端の与那国島(沖縄県与那国町)にある陸上自衛隊の与那国駐屯地が開設から一年以上たち、報道陣に公開された。陸自は隊員約百六十人とその家族が増えたことによる島の活性化を強調する。ただ、部隊が打ち出した「島民との融和」がかえって島の自衛隊色を強める結果になり、町の自治にとってマイナスの側面が出ている。・・・与那国の事情に詳しい佐道明広・中京大教授は「人口増や短期的な経済効果は一時的なものにすぎない。島が衰退したのは産業がないためで、自衛隊に頼り切り、振興策に取り組まないとすれば弊害は大きい」と指摘する。

<与那国島> 南西諸島八重山列島にある日本最西端の島。台湾までの距離は110キロと石垣島の120キロより近い。終戦直後、台湾との密貿易が盛んになり、人口は2万人まで増えたが、その後、減少。「島おこし」として現在の外間守吉(ほかま・しゅきち)与那国町長が陸上自衛隊配備を陳情、昨年3月、与那国駐屯地が開設された。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017071790065846.html



内閣支持率 最低の35% 不支持53%と逆転(2017/07/17東京新聞)
共同通信社が十五、十六両日に実施した全国電話世論調査によると、安倍内閣の支持率は続落し、前回六月より9・1ポイント減の35・8%となった。調査手法が異なるので単純比較はできないが、二〇一二年の第二次安倍政権発足後で最低を記録した。不支持率は10・0ポイント増で最も高い53・1%。支持と不支持が逆転した。安倍晋三首相の下での改憲に54・8%が反対し、賛成は32・6%だった。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201707/CK2017071702000122.html?ref=rank



海の日に考える 最後の秘境を見たい(2017/07/17東京新聞)
地球の表面の七割は、海で覆われています。平均すると、その広大な海の深さは三千七百メートルにもなるそうです。地球上をくまなく踏破し、利用してきた人類ですが、海の中に関する限り、進出できた領域はほんの一部にすぎません。つまり私たちの足元に広がる深海は、ほとんどが未知の世界です。例えば、はるか月面にも米国のアポロ宇宙船で降り立った計十二人が足跡を残しています。近年では国際宇宙ステーションに常時、人が滞在できるほど宇宙空間の利用は進んでいます。それを思えば、人間にとって深海は月より遠いところかもしれません。

最も深い海、マリアナ海溝の最深部はチャレンジャー海淵(かいえん)です。その深さは水面下一万九百メートルほど。そこまで潜った人間は、まだ三人しかいません。・・・地球活動の活発な場所に位置する日本は、だからこそ、古くから深海探査の先進国でした。その先導役だった「しんかい6500」も建造から三十年近くなり、技術の伝承や次世代探査システムの構築が課題となっています。海洋機構は、現在の6500に代わる「しんかい12000」構想も温めています。後押しする国民の声が大きくなれば、海洋最深部への有人探査が実現に近づくはずです。費用問題の壁は立ちはだかりますが、それでも、最後の秘境を詳しく見てみたい。
 人類の未来を左右する発見は、さらに続くに違いありません。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017071702000143.html



トランプ支持率36%、戦後最低 「ロシアゲート」疑惑影響か(2017/07/17東京新聞)
【ワシントン共同】米紙ワシントン・ポストとABCテレビは16日、共同実施した世論調査結果を公表し、トランプ大統領の支持率が4月時点の42%から6ポイント下落し36%になった。不支持率は58%。ABCは、就任後半年の支持率としては、第2次大戦後の歴代大統領の中で「最低」としている。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017071701001011.html



加計問題 証人喚問に政権難色 「説明納得できぬ」8割(2017/07/17東京新聞)
学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部新設問題を巡り、安倍政権は民進党が求めている和泉洋人首相補佐官ら七人の証人喚問に応じない方針だ。十五、十六両日の共同通信の世論調査で、加計学園問題での政府説明に八割近くが「納得できない」とする中でも、事実解明から後ろ向きのままだ。 
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201707/CK2017071702000118.html



ベルギー奇想の系譜 ボスからマグリット、ヤン・ファーブルまで(2017年7月15日東京新聞)
「ベルギー奇想の系譜」が15日からBunkamura ザ・ミュージアム(東京都渋谷区)で開催される。
 現在のベルギーとその周辺地域は、16世紀を代表するブリューゲルやバロックの巨匠ルーベンス、仮面の画家アンソール、イメージの魔術師マグリットなど多くの芸術家を生み出した。本展では総勢30人による約120点を通して、ユーモアあふれる不思議な世界を紹介する。・・・現代の作家たちは祖国のアイデンティティーを気に掛ける。作品の題名にまで及ぶマグリットの奇想は、空を切り取った巨鳥から感じられる包容力を「大家族」だという。この飛躍した発想はときに意味不明となり、隣人の言葉の意味が分からない多言語国家ベルギーの現状を思わせる。一方、甲虫の死骸を集めて作られたファーブルの弱々しい戦士は、列強に幾度も蹂躙(じゅうりん)されてきた国土を踏みしめる。犠牲になった者の多くの死がこの国を作っているのだ。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/event/bi/belgium/list/CK2017071502000206.html


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2017年07月16日

PICKUP NEWS


木星の大赤斑を至近距離から撮影、円形に近づく(2017.07.14ナショナルジオグラフィックス)
NASAの探査機ジュノーが上空9000キロを通過
このほど、NASAの木星探査機ジュノーが木星の大赤斑の上空をかすめるように飛行し、太陽系で最大級の嵐を至近距離から撮影することに成功した。・・・まぶたのない赤い目玉のような大赤斑の正体は、荒れ狂う巨大な嵐だ。どのくらい大きいかと言えば、目玉の中に地球がすっぽり入ってしまうほどであり、小さい望遠鏡でも容易に見ることができる。この嵐は数世紀にわたって続いていて、上空の空気を溶岩よりも高温に加熱している。・・・1800年代には大赤斑の直径は4万km以上と推定されていたが、今年4月には1万6350kmまで縮小している。その形は楕円形から円形に近づき、色も赤からオレンジ色になってきた。観測によると、大赤斑は現在、これまでで最も速いペースで縮小しているという。
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/17/071400268/



岩合光昭「ねこ」写真展 魅力あふれる表情181点 浦添市美術館(2017/07/16沖縄タイムス)
沖縄タイムス創刊70周年プレ企画、岩合光昭写真展「ねこ」(主催・沖縄タイムス社、共催・浦添市教育委員会)が15日、浦添市美術館で始まった。動物写真家の岩合さんが40年以上かけて撮影したネコのベスト写真181点を展示。沖縄初開催で9月3日まで。 午前9時半の開館から多くのネコファンや動物好きが訪れ、愛らしい写真に見入ったり、同館講堂の持ち込み写真専用ボードに自慢のネコ写真を貼り付けたりと満喫した。共にネコ好きという沖縄市の大泊富一郎さん(45)、和恵さん(46)夫妻。富一郎さんは「ほんわかした気持ちになれた。ネコが泳いでいる写真が意外で良かった」と満足そう。和恵さんは「いろいろな表情がかわいくて癒やされた。雪と戯れる写真が印象的だった」と話した。
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/112895



木村草太の憲法の新手(60)加計学園問題と国会召集 速やかな召集 立法化を(2017/07/16沖縄タイムス)
加計学園の理事長は首相の親友と言われている。首相やその側近が加計学園を優遇したのではないかと疑われるのもやむを得まい。もし、友人優遇の事実があれば、平等原則(憲法14条)に違反し、違憲・違法である。国会の国政調査権による事案の解明が求められよう。・・・過去にも、内閣が国会の召集を不当に延期した例がある。安倍内閣は、15年末に日程的な余裕があったにもかかわらず、臨時国会を召集しなかった前科がある。こうしたことが繰り返されては、国会による行政監視は十分に機能しない。なぜ憲法に基づく臨時国会の召集請求が無視されるのか。それは、憲法に明確な期限や、召集を強制する手段の定めがないからだろう。
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/112900



[大弦小弦]「わたしらは侮辱の中に生きています」。1928年、治安維持法違反で(2017/07/16沖縄タイムス)
「わたしらは侮辱の中に生きています」。1928年、治安維持法違反で検挙された男性とその妻、幼い子どもが受けた理不尽な仕打ちを描いた故中野重治の小説「春さきの風」にそんな一節がある

▼5年前、反原発の大規模な集会の中で、大江健三郎氏が冒頭の一文を引用して、絶対的な権力が人々の声や思いを受け止めず、暴力的に振る舞うことを鋭く告発した・・・

▼被爆者たちの悲願でもあった核兵器禁止条約が7日、国連で採択された。だが唯一の戦争被爆国である日本は参加しなかった。広島選出の衆院議員でもある岸田文雄外相は条約交渉が進む中、「現実を動かすものにならない」と背を向けた▼米ロなど核保有国も交渉に参加せず、米国は「現実的になるべきだ」(ヘイリー国連大使)と批判した▼原爆で数十万人の人々が命を奪われ、その後も放射線による健康被害で多くの人が亡くなった。そして今も苦しみ続ける被爆者の存在こそが現実だ。日本政府が被爆者をこれ以上「侮辱の中」に放置し続けることは許されない。(玉城淳)
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/112894



社説[辺野古提訴へ]建設強行の異常ただせ(2017/07/16沖縄タイムス)
県議会は、6月定例会の最終本会議で、埋め立て工事の差し止めを求め県が政府を提訴するための議案を賛成多数で可決した。県が提訴に踏み切るのは、県の岩礁破砕許可の期限が切れたにもかかわらず、政府が新たな許可を得ることなく工事を進めているからだ。許可を受けないまま岩礁破砕行為をすれば、県漁業調整規則に反する違法行為になる。これに対し政府は、地元の名護漁協が漁業権を一部放棄したことで知事の許可は必要なくなった、と主張する。県と国の辺野古訴訟はこれで5件目となる。あまりにも異常な事態だ。現状に慣れてしまうと人は異常を異常と思わなくなる。仕方がないとあきらめる。政府が護岸工事を急いでいるのは来年の名護市長選、県知事選に向け、そのような空気をつくり出すためである。
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/112901



「医学の父」ヒポクラテスの処方せんを発見(2017.07.14ナショナルジオグラフィックス)
歴史上、ヒポクラテス以上に有名な医者はいないだろう。今日でも多くの医学生が、医療倫理の原則をうたった宣誓文「ヒポクラテスの誓い」を立てる。その生涯について詳細は不明だが(彼自身が宣誓文を書いたのか、写本の一部なのかさえ議論がある)、古代ギリシャで活躍したヒポクラテスは「西洋医学の父」と広く認識されている。・・・発表によると、エジプト北東部、シナイ半島にある聖カタリナ修道院で、図書館の修復作業にあたっていた修道僧が、処方せんの記された6世紀の手稿を発見したという。調査にはギリシャの研究者のほか、エジプトとギリシャの政府が協力しており、両国の政府関係者がこの発見について発表した。・・・聖カタリナ修道院には、わかっているだけで130ものパリンプセストがある。目で見える文章の下には削り取られた文字が隠れているが、内容がほとんど判明していない文書が多い。・・・修道院の図書館には、主にギリシャ語で書かれた3300の手稿があると推定されている。一方、パレスチナのキリスト教徒が話したアラム語、シリア語、ジョージア(グルジア)語、アラビア語、ラテン語で書かれた文章も再発見されている。
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/17/071300266/



マヤ文明の巨大彫刻発見、グアテマラ(2013.08.09ナショナルジオグラフィックス)
先月、グアテマラ北部のペテン県にあるマヤ文明の古代都市ホルムルで、漆喰(しっくい)製の巨大なフリーズ(建築物の帯状の装飾)が発見された。 埋まっていたのは、ホルムルの長方形ピラミッドの基礎部分で、全長8メートル、高さは2メートルに及ぶ。マヤ神話の世界観に沿って複数の人物が描かれており、神格化された統治者であることを物語る。 ・・・マヤ文明を研究するマルチェロ・カヌート(Marcello Canuto)氏は、今回の発掘には関わっていないが、「驚嘆に値する美しさだ」と同意する。「古代の姿そのままの姿で残っていたらと、われわれはいつも願っている。フランシスコはその夢を叶えた」。実際、今はほとんど色褪せているが、フリーズには赤、青、緑、黄色の絵の具の跡がまだ残っている。
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/8241/



未来の日付、最古のマヤ暦(2012.05.11ナショナルジオグラフィックス)
中央アメリカのグアテマラで、1200年前の遺跡からマヤ文明最古の暦が発見された。住居跡を調査したところ、北側の壁に4つの数字が縦に記されていた。マヤ文明の“長期暦”を示しており、およそ7000年後の未来も存在した。発掘チームによると、それぞれの日付は月食や惑星の動きなど、天文的周期を記録しているという。 アメリカ、ボストン大学の考古学者ウィリアム・サトゥルノ氏は、「古代マヤ人は、今から7000年後も世界は変わらずに続くと予言していた」と述べる。マヤ暦を根拠とする2012年12月の人類滅亡説は誤っていたようだ。
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/6033/



(日曜に想う)日本が温存する「切り札」 編集委員・大野博人(2017/07/16朝日新聞)
社会は急速に縮み、老いている。だが、その深刻さを、私たちはどれくらい強く自覚しているだろうか。暴力団員の4割超が50歳以上――。少し前、そんな話を小紙東京本社版の夕刊で見た。「暴力団排除条例が施行された影響で、組員になろうとする若者がめっきり減った」ことなどが理由という。なるほどこうやって暴力団は衰弱していくのか、などと思いつつ、ふと考えた人も少なくなかったのではないか。自分たちはどうなんだろう、と。国立社会保障・人口問題研究所の統計に当たってみる。その2015年の調査データによると、日本の総人口の中で50歳以上の割合は45・7%。実は一般社会が暴力団よりずっと先に進んでいる。・・・ 同研究所によると、今の日本は推計で47・5歳。近年のデータでほかの主要国を見ると、欧州諸国が高く、ドイツが45・8歳、フランスが41・3歳。そのほかの多くの国は40歳前後だ。アジアでは、韓国が40・7歳で日本に次ぐ高齢国だが、ほかは30代か20代。

 日本は突出している。

 日本自身の変化をたどってみると、戦前から1970年代前半くらいまでは20代だったことがわかる。前の東京五輪のころは20代後半、大阪万博があった70年は29・1歳、高度経済成長期もほぼ20代だ。バブル期は30代のころにあたる。老いは止まらない。将来予測だと次の東京五輪の3年後に50歳に到達する。日本人の半分が50歳以上になる。・・・ もう10年以上前に、毛受さんは欧州で移民政策の専門家から「日本はダチョウのようだ」といわれた。迫り来る人口動態の危機を、砂の中に頭を埋めて、ただ見ないようにしている。「閉鎖的な国が最後にどうなるか、それを示す反面教師みたいに海外から見られています」今から人口減を止めるのはほとんど不可能だ。しかし、すさまじい高齢化を少しでも緩和するためと思えば若い移民の受け入れには意味がある。実は日本に定住する外国人、つまり移民はすでにかなりの数に上る。技能実習生などといった別の名前で呼ばれている。これからも増えそうだ。しかし、「正門を閉ざして裏から入れ続ける方がずっとよくない。移民政策がないと移民問題が起きるのです」。毛受さんは、移民政策は日本の「切り札」と見る。ほかの国と違い、温存していた切り札。例えば新しい元号とともにこれを切れば、国民の意識も世界の見る目も変わり、閉塞(へいそく)感も打開できる――。そのためにも、まず老いた自画像と真正面から向き合わなければならない。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13039416.html



週のはじめに考える 病む心知る人ぞのみ(2017/07/16東京新聞)
政治も人も信じられない−。若い世代の嘆きの声が聞こえてきます。でもそんな今だからこそ紹介したい。東北の小さな町に、こんな、すごい人がいた。柔道と相撲で鍛えた偉丈夫が、ひときわ大きく見えました。一九七三年四月、宮城県唐桑町(現気仙沼市)の町長選挙。立会演説会場に充てられた中学校の講堂は、満員でした。新人同士の一騎打ち。相手は前助役です。「会社顧問」の肩書で立候補したその人は、凜(りん)として背筋を伸ばし、朗々と訴えました。「私は長年の間、みなさまの想像もできない病苦と戦い抜いて参りました。そうして社会復帰の先頭に立ちました。政治の根本的な考え方は、真ん中より下に視点を置くということであります。不幸せな人、病める人に視点を置いた政治、それが鈴木重雄の政治姿勢であります」(荒武賢一朗「東北からみえる近世・近現代」より)・・・

「奇跡を見た」。回復者との交流活動を通じて鈴木と出会い、奈良市から選挙の応援に駆けつけた矢部顕さん(70)は振り返る。
 ハンセン病への理解を深めるための応援でした。ところが、周囲の忖度(そんたく)をはるかに超えた鈴木のふるさと愛と人間愛は、学生運動に身を置いた矢部さんにも驚きでした。「ニッポンの民主主義も悪くはない」と。結果を見れば、敗北でした。百八十三票差。「あと一カ月、時間があれば」と悔しがる支持者に鈴木は莞爾(かんじ)と笑い、不自由な手で器用に汗をぬぐいつつ、「これでよし」とひと言つぶやきました。・・・ 時に冷たい選挙の風に病に傷んだわが身をさらし、鈴木は何を、伝え残したかったのでしょう。「なにがどんなにつらかろうと、きっちりひきうけて、こちらから出かけて行かなきゃいけません。光ってものをさがすんじゃない、自分が光になろうとすることなんです。それが、闇の中に光を見出すということじゃないでしょうか」(藤本とし「地面の底がぬけたんです」)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017071602000119.html



未来の希望 みんなで守る(2017/0602京都市動物園)
5月11日、待望のツシマヤマネコの赤ちゃんが生まれました! と言っても、母親メイは昨年に続き難産となってしまい、動物病院の先生方の協力を得て、帝王切開で赤ちゃんを取り出しました。昨年は残念ながら赤ちゃんは亡くなり悔しい思いをしたので、今年は同じ後悔はしたくないと万全の態勢で臨みました。そのかいあって母子ともに元気で過ごしています。さて、ツシマヤマネコは長崎県対馬市にしか生息していない絶滅が危惧される希少動物であり、私たちみんなで守っていかなければなりません。今回生まれた2頭の赤ちゃん=写真=はとても貴重で、未来の希望です。このまま元気で大きく育ってほしいと思います。
http://circle.kyoto-np.jp/zoo/?p=668


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2017年07月15日

PICKUP NEWS


<社説>劉暁波氏死去 中国は良心の囚人釈放を(2017/07/15琉球新報)
ノーベル平和賞を獄中で受賞した中国の民主活動家で作家、劉暁波氏が死去した。中国の民主化運動の象徴的な存在だった。中国共産党は一党独裁維持のため、民主化や人権状況の改善を求める声を抑え込んできた。しかし、中国は国際人権規約に署名し、2004年の憲法改正で「人権を尊重し保障する」と明記しているはずだ。劉氏が訴えたように、全ての国民が恐れることなく政治的見解を表明し、それによって政治的迫害を受けることがないよう保障するのが国家の責務である。中国に対し、思想信条を理由に投獄されている全ての「良心の囚人」の釈放と、中国当局の監視下に置かれている劉氏の妻、劉霞さんを解放し希望通り中国からの出国を認めるよう求める。・・・香港が英国から中国に返還されて20年を迎えた今月1日、習氏は香港独立の動きについて「中央政府の権力に対するいかなる挑戦も決して許さない」と強く警告し、香港に対する統制強化の姿勢を示した。劉氏の支援者の中には、対中関係悪化を恐れる欧米諸国が中国に対する真剣な批判を控えているとの不満があるという。国際社会は毅然(きぜん)とした態度で、中国が人権侵害を繰り返さないよう働き掛けるべきだ。
https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-535161.html



<金口木舌>安倍首相の“そば”政治(2017年7月13日琉球新報)
安倍晋三首相はどうも「そば」が好きらしい。「そば」と言っても、側(そば)にいる人という意味である。行政の公平性やルールよりも、「そば」の利益を優遇するような政治に、国民の不信感が募っている
▼ちまたでは森友学園の「もりそば」、加計(かけ)学園の「かけそば」で、安倍首相は「腹を痛めている」とちゃかされている。どちらの関係者も首相や首相夫人の「そば」にいた▼国会での追及に対し、首相は何度も「印象操作だ」と繰り返した。どちらがごまかしているのか、狐(きつね)につままれたような気分になる。「そば」に、きつねとたぬきをトッピングしたか。後味は悪い▼とはいえ、新事実や証言が次々に明るみに出る。情報は漏れる。「ざるそば」である。加計問題では前文部科学事務次官が政権の「圧力」を告発し、学園側が自民党の下村博文幹事長代行への献金を取りまとめていた問題も発覚した
https://ryukyushimpo.jp/column/entry-533670.html



衛星3基による巨大望遠鏡実現へ 欧州、宇宙で重力波キャッチ(2017/07/15東京新聞)
 宇宙空間に正三角形を描くように配置した3基の衛星を使い、超巨大ブラックホールや連星が放つ重力波を捉える欧州宇宙機関(ESA)の重力波望遠鏡「LISA(リサ)」が実現に向けて動きだした。ESAが6月に計画を承認、2034年打ち上げを目指す。地上にある米国の「LIGO(ライゴ)」や日本の「かぐら」といった望遠鏡では観測できない微弱な重力波をキャッチできる。光や電波で見えない天体の姿を重力波で描き出し、天文学の可能性を大きく広げそうだ。ESAのチームは「宇宙への理解を根本から変えるだろう。138億年前のビッグバンの残響を捉えられるかもしれない」としている。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017071501001034.html



辺野古工事に加担させるな 土砂運搬「全国港湾」労組 事業者団体へ要求(2017/07/15東京新聞)
全国の港湾労働者でつくる「全国港湾労働組合連合会(全国港湾)」(東京都大田区)が、沖縄県名護市辺野古(へのこ)での米軍新基地建設工事は違法であり加担できないとして、辺野古を埋め立てる土砂の運搬作業を拒否する姿勢を示している。使用者側に、作業を行わないよう求めて労使協定の締結も働き掛けている。新基地建設を巡っては、反対運動を支える「辺野古基金」に全国から支援が寄せられているが、港湾での土砂運搬作業にも広がった格好だ。「労働者の職場が、違法な作業を行う職場であってはならない。使用者は、違法な作業を強要しない責任があるし、労働者には違法な業務命令を拒否する権利がある」。こう話すのは、全国港湾の諸見力(りき)・辺野古新基地建設反対対策委員会事務局長。使用者側との交渉次第では「ストも当然あり得る」と説明する。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201707/CK2017071502000262.html



忘れ去られたピラミッドを探索、冒険心くすぐるスーダンの旅(2017.07.14 CNN)
(CNN) 忘れ去られた文明の古代ピラミッドがすぐそばにあり、周りに他の旅行者が一切いない場所でキャンプができるとしたらどうだろう。しかも、その場所がスーダンだとしたら。東アフリカの国スーダンは、二度の内戦と、現在は南スーダンとなっている地域での独立をめぐる紛争により近代史に汚点を残し、これまで旅行者数で隣国のケニヤ、エジプト、エチオピアと並んだことは一度もない。・・・現地ではピラミッドを存分に探索できますし、ピラミッドの中にも入れます。(スーダンの)ピラミッドはエジプトのそれに比べるとはるかに小さいです。(見物客の)行列は全くありませんし、かなり辺ぴな場所にありますので、非常にわくわくします。メロエのピラミッド墓地が最も大きく、ピラミッドはすべて黒色で、数十基あります。われわれはそこでキャンプをしました。
https://www.cnn.co.jp/travel/35102616.html?tag=top;topStories



ニューヨーク繁華街に電話ボックスが復活、移民の声届ける(2017.07.13CNN)
(CNN) 米ニューヨークの繁華街タイムズスクエアに、このほど3台の電話ボックスが新しく登場し、通行人や観光客の注目を浴びている。ボックスの前で足を止め、自撮り写真を撮ろうと中に入る人もいる。ところがそこで電話が鳴り始める。受話器を取ると、音声が流れ出す。「私は1986年、アイルランドの経済が原因でやって来た。あそこには仕事がなかった。両親は死に、私は仕事を必要としていた」「私はベラルーシに住んでいて、チェルノブイリの惨事を経験した」電話から流れる音声は、ベラルーシやバングラデシュ、ガンビア、イエメンなど、世界各地から米国へたどり着いた移民70人が語り手になっている。・・・公衆電話はとうに市内から姿を消し、公衆無線LANに取って代わられた。モジャディディさんはそうした公衆電話ボックスを再利用して、移民社会についての情報を掲載した「電話帳」も置いた。落書きはそのまま残した。7月上旬のある日の午後。ボックスの中に入った通行人は、電話が鳴ると様子が変わり、真剣な表情で耳を傾けていた。
https://www.cnn.co.jp/showbiz/35104198.html



人々を魅了し続ける「カリブの海賊」、その実像に迫る<上(2017/07/15CNN)
(CNN) 財宝や名声、栄光を求めて荒海を突き進む海賊たち。歴史上に初めて登場して以来、その存在は大衆文化の一部となってきた。海賊の略奪行為についての物語は17〜18世紀の人々を大いに魅了した。300年後の現在でも、映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」に登場する海賊ジャック・スパロウらの話は相変わらず人気がある。だが、こうした海賊の描写は現実に基づくものなのだろうか。頭蓋骨(ずがいこつ)と交差した骨をあしらい、風にはためく黒旗などは実在したのだろうか。答えは「イエス」だ。ただ、史実は大スクリーンで見るどんな物語よりも驚くべきものだ。・・・
https://www.cnn.co.jp/fringe/35103395.html



内閣支持率29.9% 前月比15.2ポイント減 時事通信世論調査(2017/07/15朝日新聞)
時事通信が7〜10日に実施した7月の世論調査で、安倍内閣の支持率は前月比15・2ポイント減の29・9%となった。2012年12月の第2次安倍政権発足以降、最大の下げ幅で、初めて3割を切った。不支持率も同14・7ポイント増の48・6%で最高となった。加計学園に関する安倍晋三首相の発言を信用できるかどうか聞いたところ、「信用できない」が67・3%に上り、「信用できる」の11・5%を大きく上回った。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13037612.html



(社説)辺野古提訴へ 問われる工事の公正性(2017/07/15朝日新聞)
米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設をめぐる政府と沖縄県の対立が、再び法廷に持ち込まれる事態になった。きのうの県議会で、県が工事の差し止め訴訟を起こすことが賛成多数で可決された。県が敗訴した昨年暮れの最高裁判決で、法的な争いは決着したのではないか。そんな疑問をもつ人もいるかもしれない。だが、工事を進める国の手順に新たな疑義があることが、次第に明らかになってきている。その当否を司法に問おうという県の姿勢は理解できる。

 どんな疑義か。

 基地を造るには辺野古の海底の岩を破砕しなければならず、許可する権限は知事にある。前知事が出した許可は今年3月に失効した。これに対し国は「地元の漁協が埋め立て海域の漁業権を昨年放棄したので、もはや知事の破砕許可はいらない」として、工事に着手した。だが水産庁は過去に「漁協が放棄を議決しただけでは漁業権は消滅しない」と読める見解を示していた。これに従い、沖縄を含む各地の埋め立て工事は、知事による漁業権の変更手続きを経たうえで進められてきた。水産庁は見解を変えたのか。それはいつ、なぜか。県の照会に対し、納得のゆく回答は返ってきていない。先の通常国会では野党議員から「法治国家がとるべき手段とは到底考えられない」との声もあがった。行政の公正・中立、そして憲法が保障する適正手続きが、辺野古の埋め立てをめぐって、改めて問われているのだ。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13037469.html


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